南房総高次脳機能障害家族と支援者の会 なんぼーこーじの毎月更新の会報です
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安房の国から2019 南房会ストック6月号
南房総高次脳機能障害家族と支援者の会

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5月定例会の内容
          定例会はボッチャ体験会で
          2020東京パラリンピックの正式競技を
          皆さんと楽しく学びました。      参加50名
                            

今後の予定  

・6月15日(土) 家族会定例会 
          午後1時30分~ 沓見楽市座 
 
・8月17日(土) 家族会定例会はお休みです

・9月21日(土) リハビリテーション・ケア文化祭
          第2回ボッチャ選手権大会 三芳農村環境改善センター

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   NPO法人日本高次脳機能障害友の会
   理事長 古謝由美氏の手記「脳を守る」の紹介
 
 まだ、社会に「高次脳機能障害」という言葉が知られていない1995年9
月15日敬老の日、高校2年16歳の息子は体力作りにと早朝より自転車で出
かけていきました。「行ってらっしゃい、気をつけてね。」と送り出し、夕方
「今から帰るからね、お腹がすいたな。」と、これが健常者としての息子の最
後の言葉になろうとは夢にも思いませんでした。病院のベッドで横たわる息子
との再会、ついさっき電話で話したばかりなのに意識のない息子を前に医師か
ら説明を受けたものの頭の中は真っ白、何も考えることができず、命さえ助か
れば良い、また笑顔に会えると、ただただ祈るばかりでした。
 
 命を取り留め、体は徐々に回復してきましたが、日を追うごとに感じる違和
感、何かが違う。これが頭部外傷による「高次脳機能障害」でした。今まで簡
単にできていた事が出来なくなり絶えずイライラする息子、復学を望んでも難
しく支援学校への転校など様々な壁が待っていました。例えば支援学校卒業後、
就労することが出来ましたが、一度に沢山のことを記憶することが難しく仕事
の手順などなかなか覚えることが出来ず失敗を繰り返すこともあります。
 
 また、コミュニケーションが上手くとれず、他者とのトラブルも起こりまし
た。主婦の場合、子供との接し方が解らず母親としての対応が出来なくなって
しまう、家事を上手くこなせなくなる。小児においては仲間との言葉の理解が
出来ずそのため仲間はずれやいじめの対象となり様々な問題が出てきます。
 
 また働き盛りの方たちは、復職はしたが以前のようにテキパキと仕事がこな
せない。予定を立てられないなど、問題が出てきます。見た目は健常者の方達
と何ら変わりはありません。しかし、社会生活を営む中で様々な支障があるの
も現状です。人として一番大切な脳の機能が失われると言うことは生きていく
ことに疲れてしまうことがあります。自転車が好きで運動することが好きだっ
た息子は休日の時はいつもヘルメットをかぶり自転車で出かけていました。
 
 しかし、事故に遭ったあの日に限って、ヘルメットをかぶっていませんでし
た。24年経った今でも思います。あのときヘルメットをかぶっていたらここ
までひどい障害が残らなかったのではないかと。今、息子は出会った人たちの
おかげで高次脳機能障害者ですが元気に生活しています。自転車で出かけると
きは必ずヘルメットを忘れずかぶっていきます。そして一言、「ノーヘルは危
ないからね」
 
              編集・発行:岐阜県警察本部交通部交通企画課
 
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   「アンケート調査」
 
   研究課題「家族・当事者が、支援される人から
   支援できる人に育っていくための研究」
           
 高次脳機能障害に関する支援は、医療の急性期から社会参加期、地域生活
適応期まで長期にわたり、かつ多様な支援が必要な時に適切になされる必要
があります。こうした多様な支援は、多様な機関が継続的で柔軟な連携があ
って成り立ちます。中でも社会参加や地域生活への適応は、患者さんを取り
巻く環境整備が不可欠です。
 
 特に家庭は患者さんの適応を支える基本をなすものであり、患者さんにと
って最も身近で長時間かかわる環境になります。しかし、長期にわたりかか
わる家庭は、患者さんの危機に際して患者さん同様に支援を必要としている
存在であり、支援者は家族をも支援対象としてサポートしていく必要があり
ますが、必ずしも明らかにされているとは言えない現状です。
 
 本研究は、家族が支援される人から支援できる人に育つための支援プログ
ラムを明らかにすることを目的とし、平成29年度より調査を行ってきまし
た。その経過中にご家族が支援される人から支援できる人に変化する要因と
して、家族会の存在が重要であることが明確化されると同時に、今後のプロ
グラム作成・運営に際して家族会の状況を把握することが必要であると考え
られました。
 
 そこで、私たちは日本高次脳機能障害友の会のご協力の下で、当該障害者
およびご家族が集う家族会の運営に関する課題を明確化し、支援拠点が家族
会活動のさらなる充実につながる支援の在り方を具体化する手がかりを得る
と同時に、支援できる人に育ったと考えられる家族会代表の方の情報を収集
することで、本研究の課題の裏付けを図ることが可能と考え、情報収集し分
析することとなりました。
 
           聖隷(せいれい)三方原病院リハビリテーション科
 
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   「障害者131人離職」
 
「中央省庁の雇用水増し問題を巡り、厚生労働省は30日の参院厚生労働委
員会で、28行政機関が昨年10月から新たに採用した2、518人のうち
16機関の131人が既に離職したことを明らかにした。最多は国税庁の
79人、政府は今年末までに4,000人を採用する計画。障害者団体から
は「数合わせの影響ではないか」との批判。」 
                        東京新聞5月31日付
 
 中央省庁が採用して離職した全員が非常勤職員だそうです。急ぎ採用を進
めるが、以前から懸念されていた通り、民間との人材の奪い合いが表面化。
年末までに約4,000人を採用すると言いますが、更に奪い合いになる可
能性が考えられます。
 
 また、採用したもののどう働いてもらうかについて考えているのか?
障害者団体との連携やサポート体制等、障害者が長期に勤める環境整備が求
められています。すでに「数合わせ」との批判にどう答えを出すのか注目し
ています。
 
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   「6月といえば」
 
 6月です。梅雨ですが「雨はいやだ。濡れると身体がとける」あの~もしも
し、なめくじではありませんので家に閉じこもって梅雨が通り過ぎるのを待つ
なんて考えはいけませんぞー。梅雨だからハピバスディ・ツユと…6月生まれ
の方に失礼です、なんちゃって。梅雨がなければ日本の存在がなかったかもし
れません。以前はカラ梅雨でお米が取れず、大騒ぎになりました。
 
 花ではアジサイですね。晴れている時もいいのですがやはり雨の時に生き生
きしているように見えます。国道128号線の加茂という場所に日運寺という
お寺があります,アジサイ寺ともいわれ、それは見事にアジサイが咲いていま
す。昨日通りましたがまだ3分咲きですかね。これが梅雨に入ると一気に咲き
ます。
 
 国道128号線をはさんで反対側にある真野大黒というお寺もアジサイが見
事です。日運寺と真野大黒は近いのでぜひお勧めします。雨だから室内で…な
んてもったいないですぞ~。毎年観光バスもたくさん来ますので、ぜひ南房総
へいらしてくださいね。
 
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    「今月の貴方に贈る言葉」
      
 「ぼくが一生の間に会える
           ひとにぎりの人の中に
                   あなたがいました」
  
                     岩崎 俊一(コピーライター)

              
今月もご覧いただき ありがとうございました  
問い合わせ 南房会 ishiguro.hiroaki@beige.plala.or.jp