南房総高次脳機能障害家族と支援者の会 なんぼーこーじの毎月更新の会報です
New!
安房の国から2020 南房会ストック5月号
南房総高次脳機能障害家族と支援者の会

**********************************
 
4月の定例会の内容 新型コロナウィルスのため中止
        
今後の予定 
5月16日(土) 家族会は中止(任意参加で情報交換会)
 
**********************************
 
 奈良高次脳機能障害友の会「あすか」より会報をいただきました
 
    「あすかの会報22号発刊のご挨拶」
                         会長 大久保 康子
 
 日頃は、「奈良高次脳機能障害友の会あすか」並びに「高次脳機能障害」
へのご支援を賜り心から感謝申し上げます。会の名称を変えて初めての会報
の発刊となります。
 
 今年の会報は、ほぼ毎月会員や関係者にお送りしている「あすかだより」
を特集しました。定例会の後、前月から定例会までの間の活動の様子や動き
などをお知らせするために、編集会議を行い書記の中川さんを中心に何度も
推敲(すいこう)しながら作っています。これを読んでいただければ、今の
「あすか」がどんなことをしているのかお伝えできるようにしています。毎
回読んでいただいている方も「こんなことをしてきたんだな」と振り返って
いただけたら幸いです。
 
 今年度で特筆すべきは、県から「高次脳機能障害者家族等相談支援事業」
を受けたことです。私たちにとって初めての経験なので何かとあたふたとし
て慌ただしく過ぎていきました。何度か話し合い知恵を出し合い手はずを整
えて行きました。そして実際に相談を受けるようになると、勉強不足で知識
の少なさを痛感します。ただ人生途上で高次脳機能障害をもつようになった
家族を持つという同じような経験をした者同士、心を通わせることはできる
と思っているのですが・・・。悩む気持ちを吐き出すことで少しでも心が軽
くなっていただけたらと願っています。
 
 また、高次脳機能障害支援センター主催の高次脳機能障害地域支援相談会
にも、スタッフとして参加しました。人により相談の内容は違いますし今ま
で出会ったことの無いケースがあったりで、高次脳機能障害を取り巻く問題
の多様さを改めて痛感しました。
 
 ところで今年度の「奈良高次脳機能障害リハビリテーション講習会」は20
回目でした。閉会の挨拶の中で森本茂先生(実行委員長)が「あすか」を労
(ねぎらう)い実行委員の先生方から花束を贈っていただきました。2005
年から始めて15年間で20回講習会をやったことになります。森本茂先生
をはじめとする先生方や県の担当者の皆さんにも支えられてやり続けること
ができました。本当にありがとうございます。県内での高次脳機能障害への
理解を広めることに少しでも役に立っているなら苦労が報われます。
 
 さて、2021年度は「奈良高次脳機能障害友の会あすか」創立20周年
になります。今年はそれに向けて準備をします。楽しい企画にしたいと思っ
ています。今年度は全国を見れば風水害などの大きな災害や新型コロナウィ
ルスという新しい病気に恐怖を感じることが多くありました。大切な人や物
を亡くしたり、その災害がもとで高次脳機能障害をもつことになった人たち
もおられることでしょう。今ここに無事にいられることに感謝するとともに
被災された方たちにはお見舞いを申し上げます。私たちも他人事にしないで
いつか遭遇するかもしれない災害時のことも考えておかねばならないですね。

                ● ● ●
 
 2021年は、2020の五輪・パラリンピックが1年延期になり、コロ
ナの終息宣言。そして「あすか」20周年ですか。奈良での全国大会では南
房総から参加しました。前理事長の東川さんが「小児の高次脳機能障害にも
今後友の会として力を入れる!」と宣言されました。また、県から相談事業
を受けられたようで、いつも何か新しいことに挑戦していますね。20周年
の企画今から楽しみです。会報ありがとうございました。
 
来年に向けて「あすか」は上げ潮ですね。「上げ潮じゃ~!上げ潮じ~!」
 
                南房総高次脳機能障害家族と支援者の会
 
‘‘‘‘‘‘‘‘‘‘‘‘‘‘‘‘‘‘‘‘‘‘‘‘‘‘‘‘‘‘‘‘‘‘‘‘‘‘‘‘‘‘‘‘‘‘‘‘‘‘‘‘‘‘‘‘‘‘‘‘‘‘‘‘‘‘‘‘‘‘‘‘‘‘‘‘‘‘‘‘‘‘‘‘‘‘‘‘‘‘‘‘‘‘‘‘‘‘‘‘‘‘‘‘‘‘‘‘‘‘‘‘‘‘‘‘‘‘‘‘‘‘‘‘‘‘‘
 
   「菱川師宣」
 
 浮世絵の大家と言われた菱川師宣(ひしかわもろのぶ)は、1618年元
和(げんな)4年、安房郡(南房総)鋸南町保田に生まれました。父である
吉左衛門には7人の子がいて、その4番目で長男でした。家の仕事を手伝っ
ていましたが、1658年万治(まんじ)元年ごろに、画家になろうと江戸
に出ます。
 
 師宣は、精力的に勉学に励み、日本画の土佐派や狩野派の技術を取り入れ
更に自分なりの工夫を加え、新しい様式の絵「浮世絵」を発表します。歩み
の途中でふと足を止めて振り返った絵「見返り美人」の印象的な姿は,江戸
町人の話題となり人気になりました。
 
 江戸で大成した師宣であるが、ふるさとへの想いは大きく、「房陽」「房
国」の文字を落款(らっかん)に入れたり、息子の名に房を用い「師房(も
ろふさ)」と名付けるなど、故郷を常に愛していたようである。
 
 と、師宣のどこにでもある紹介ですが、しかし、文化・芸術の発展を世界
に目を向けると、どこの国も大きな流れがあります。音楽では、ベートーヴ
ェン以前の音楽家は、宮廷や有力貴族に仕え、作品は公式・私的行事におけ
る音楽として作曲されたものがほとんどでした。ベートーヴェンはそうした
パトロンとの主従関係を拒否し、大衆に向けた作品を発表する音楽家の先駆
けとなっています。
 
 また、画家の世界でもフランス美術界は、17世紀のルイ14世の治下に
おいて創設されたフランス王立美術アカデミーが権力を持っていました。美
術アカデミーはテーマを格付けし、古典や宗教などの幅広い知識を必要とす
る歴史画が高貴なテーマで、現実の世界を描く風景画や風俗画は低いテーマ
だとしていました。このような保守的なアカデミーに支配されるサロン(公
的展覧会)は、印象派の画家たちを認めませんでした。
 
 そこに登場するのが印象派と言われるマネ・モネ・ルノアールなどのグル
ープです。印象派のテーマは歴史ではなく、実際のパリの風俗や風景であり
また技法としては、屋外で素早く仕上げるために筆跡を残したり、塗らない
部分をあえて残すなど、伝統的な規定からは逸脱していたためです。19世紀
の後半まで、画家が作品を発表する場はサロンしかなかったため、印象派の
画家たちは厳しい状況に陥ります。しかし、それが改革の原動力にもつなが
って印象派独自の個展を開くなどして多くの人の共感を集めるようになりま
した。
 
 菱川師宣は、そのヨーロッパにおける改革の動きよりも100年以上も前
に日本画の改革を行ったことになります。その最大の功績は、初めて木版画
を作ったことです。木に絵を彫って紙に印刷をした絵は江戸庶民には安い値
段で手軽に買える、それまでは公家や幕府・大名の世界だけの楽しみだった
日本画を多くの人が楽しめるようになりました。その後、鈴木春信が多色刷
りの版画、錦絵となってますます盛んになりました。1694年(元禄7年)
77歳で江戸で亡くなります。
 
 菱川師宣記念館は現在鋸南町保田の中央公民館の隣にあります。師宣の功
績にふれてみるのもいかがでしょうか。
 
+++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++

   「今、そこにある危機」
 
 2001年9月11日午前8時、アメリカン航空11便がボストン発ロサン
ゼルスに向け飛び立った。それから48分後、ワールドトレードセンターツ
インタワー北棟(110階建)に突入し爆発炎上した。その後、別の機が南
練に激突、続いて別の機がペンタゴンに激突炎上。更にもう1機がアメリカ
議会かホワイトハウスに向け飛んでいた。ハイジャックされた機内では、乗
客たちが反撃!目標寸前で墜落、全員の死亡が確認された。いわゆる9.11
同時多発テロです。このときブッシュ大統領はフロリダにいました。
 
 2011年3月11日(金曜日)14時46分18秒、宮城県牡鹿半島の
東南東沖130キロメートルを震源とする東北地方太平洋沖地震が発生しま
した。地震の規模はマグニチュード9.0で、発生時点において日本周辺にお
ける観測史上最大の地震である。震源域は広大で、岩手県沖から茨城県沖ま
での南北約500km、東西約200 kmのおよそ10万平方キロメートルに
及ぶ、最大震度は宮城県栗原市で観測された震度7で、宮城・福島・茨城・
栃木の4県36市町村と仙台市内の1区で震度6強を観測した。この地震に
よる津波で2万人以上の死亡と行方不明者が出ている。
 
 2019年9月9日午前5時前に千葉市付近に上陸した台風15号は、関東
各地で記録的な暴風となりました。アメダス千葉では、最大瞬間風速57.5m
を記録、観測史上1位となりました。風にあおられるなどして、首都圏および
静岡県で少なくとも死者1名、重軽傷者90名以上の人的被害が発生しました。
千葉県市原市ではゴルフ練習場のポールが倒壊して民家を直撃したほか、君津
市では鉄塔2基が倒壊するなど、各地で倒木や建物損壊などの被害がみられま
した。その後、台風19号や豪雨災害により更に甚大な被害が出ました。
 
 突然起こる計画的なテロや自然災害、私たちの周りにはつねに危機と隣合わ
せの日常があります。大小の差はありますが高次脳機能障害も家族にとっては
今後の生活を左右する最大の危機で、朝「いってくるよ」と元気に出かけます
が、交通事故や病で倒れ電話で緊急入院の連絡。かろうじて一命は取留めます
しかし、退院後以前とはまったく違う人になっていた。その後、施設に入るか
家族が見るかになります。
 
 今回の新型コロナウィルスでは、障害者施設で感染者の報に「え!!」と驚
き、このままでは「施設の閉鎖」もありえるようです。危機がじわじわと迫っ
てきている現状に、医療関係者だけではなく施設の職員の感染防止の徹底をお
願いすると同時に、医療崩壊・施設閉鎖を防ぐにはまず私たち一人ひとりが感
染防止の徹底をしなければなりませんね。
 
***********************************
   
   「今月の貴方に贈る言葉」
 
    「難問は分割せよ」
                   ルネ・デカルト フランスの哲学者
 
「強い相手を攻略するときには、細かく分析をすれば必ず攻め手がみつかる
 新型コロナにも弱点はある。頑張れ世界の研究者!」
                      
 
今月もご覧いただき ありがとうございました  
問い合わせ 南房会 ishiguro.hiroaki@beige.plala.or.jp