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今後の予定
・1月18日(土)午後1時30分〜 沓見楽市座
家族会定例会
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「新年のご挨拶」
南房総高次脳機能障害家族と支援者の会
会長 石黒 裕美
新年あけましておめでとうございます。今年もよろしくお願い致します。今年は私の息子が交通事故で高次脳機能障害になって20年になります。病院からリハビリ病院を経て退院まで半年かかり多くの方の支援をいただき感謝申し上げます。今は普通に生活もできますのでほぼ問題はありませんが、自分が「こうだ!」と思うと何を言っても聞きません。事故前は、話をすれば聞き入れてもくれましたが今は親としては心配のところです。
会員には、記憶障害・半側空間無視などの方がいますので大変な思いをしている家族もいるので、なんとか負担を軽減できないかと会の力不足を感じているところです。一昨年と昨年には、行政の現場での高次脳支援法成立に向けた動きも大きく前進して、施設に高次脳専門の担当者を置くなどの動きもあり全国の高次脳友の会会員が一つになって頑張って行くことが大切だと思っております。
南房総高次脳機能障害家族会としては、港区の高次脳家族会との交流やいすみ圏域の高次脳支援団体の皆さんとの交流も行い、今年は更にいすみ家族会設立が出来ないかと関係団体に働きかけを行っていきたいと思っていますのでよろしくお願いいたします。
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「新年のご挨拶」
南房総高次脳機能障害家族と支援者の会
役員 山下 利之
あけましておめでとうございます。謹んで新年のお喜びを申しあげます。
皆様ご壮健で穏やかな新年をお迎えのことと存じます。今年も引き続き、高次脳機能障害と診断された当事者とご家族がその不安や疑問を相談・共有して、不安を安心に変えることが出来るよう定例会の開催等に努めてまいります。本年もより一層、当事者やご家族に貢献できるようご協力よろしくお願いいたします。
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「新春のご挨拶」
中核地域生活支援センター「ひだまり」
副センター長 大森 宣広
明けましておめでとうございます。昨年は多くのご支援とご協力をいただき心より感謝申しあげます。私ども中核地域生活支援センターでは、年末年始も24時間365日体制で相談業務を行っている為、無事に新しい年を迎えられたことを尚更嬉しく感じております。
ひだまりでは、昨年もなんぼーこーじをはじめとして、様々な当事者会や家族会に参加させて頂き、相談者の方を繋ぐことも行ってきました。初めは消極的な方も多いのですが、のんびりと焦らず一緒に見学したり楽しさを共有することで、その方にとってそこが「安心できる居場所」になれるよう支援をしています。
ひとつでも「居場所」の良さを深く感じることが出来れば、どんなところに行っても「そこの場所」が持つ良さに気付くことが出来る。そして、その場所の先で人との関わりを続け楽しめるようになる中で、いずれ「自分が豊かに実る場所」に繋がっていってくれればよいなと考えています。そういった意味でもこのなんぼーこーじはとても大切な会だと思って参加させて頂いています。実際、自由に囲まれた会場、雑談に時折混ざるダジャレの数々、堅すぎず緩すぎずの雰囲気は穏やかな時間の流れを感じることができ、私自身も大変居心地が良く癒しを感じさせてもらってます。
ひだまりでは、これからも社会や制度の狭間に陥った課題を持ったお一人お一人とお付き合いさせて頂くことを大事にしながら社会課題を発信していきます。本年もどうぞよろしくお願いいたします。
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「南房総と蔦屋重三郎(つたやじゅうざぶろう)」
昨年10月に封切りになった映画「八犬伝」は、皆さんご存じ曲亭馬琴の「里見八犬伝」です。主演は馬琴に役所広司氏、葛飾北斎に内野聖陽(せいよう)氏ほか、多彩な俳優人でご覧になった方もいると思います。そして今年のNHKの大河ドラマが「蔦屋重三郎」ですから、なにやら2025年は安房の国(南房総)の時代がやってくると予言でもしているような。
時は西暦1600年。天下分け目の決戦「関ケ原」。西に石田三成、東は徳川家康、東西両軍の激突は東軍家康の勝利で終わります。そして江戸に幕府が置かれ、1600年後半には、京・大阪で町人文化が花開き近代文学が動き始めます。中でも有名な人物といえば井原西鶴(いはらさいかく)。人形浄瑠璃・小説・俳諧(はいかい)など多彩な分野で活躍します。俳諧は5・7・5・7・7で詠む短歌を、上の句(5・7・5)と下の句(7・7)をそれぞれ別の人が分けて詠んで楽しむ詩の詠み方で人気だったそうです。また江戸では、安房の国は平郡(へぐりぐん)保田村で菱川師宣が生まれ、江戸に出て浮世絵版画で人気になり「見返り美人」を発表、浮世絵の祖と言われます。
元禄も中頃になると江戸では皆さんご存じの忠臣蔵で有名な「赤穂事件」が起こり、のちに歌舞伎で「仮名手本忠臣蔵」が上演され、江戸庶民は拍手喝采。元禄後半には浄瑠璃や歌舞伎などの作者「近松門左衛門」が「曽根崎心中」を発表して人気になります。このあたりから京・大阪から江戸に人が集まってきます。江戸城を中心に大名屋敷や上方(関西圏)からの町人文化で城下町は盛り上がり、浅草寺裏あたりに「吉原遊郭」が誕生します。当時の江戸はさほど広くなく、海岸近くにイネ科の「ヨシ」という植物がたくさん生えていたことで「吉原」と名づけられたとか。
今回この話の主役が「蔦屋重三郎」。吉原で育って多数の芸術家・知識人・作家・絵師との交流もあり、出版物に秀作が多く、後世に残る作品を世に送り出した人物として紹介されています。浮世絵師の喜多川歌麿、人物画と風景画の東洲斎写楽、弥次さん喜多さんなど「東海道中膝栗毛」の十返舎一九(じゅっぺんしゃいっく)、富岳三十六景の葛飾北斎などは有名ですが、曲亭馬琴も重三郎にお世話になった時期があります。馬琴が「南総里見八犬伝」を書き始めたときはすでに重三郎は亡くなっていますが、28年の歳月をかけて106冊の大作が完成し、江戸で大人気の書物になりました。
元禄に生まれた蔦屋重三郎が町人文化を花を咲かせ、現在にも引き継がれているのが南房総です。鋸南町には「菱川師宣記念館」、館山には里見八犬伝の「城山」、南房総・鴨川には赤穂事件「忠臣蔵」に「向西坊」。浮世絵・里見八犬伝・忠臣蔵とくれば怖いものなしで、そこに頼朝伝説と日蓮さんが加われば最強ですぞ〜〜!!もう南房総には何もない!とは言わせない!日本全国数あれど元禄文化を引き継いでる地域はそうはありません。今こそ安房地域の歴史や文化に詳しい方々が一同に会し、地域活性化の旗印をあげるときではないでしょうか。
ちなみに、蔦屋重三郎と現在のTSUTAYA書店の創業者「増田宗昭」氏は、関係はないようです。時代は違いますが同業者として敬意を表してTSUTAYAにしたというところでしょうかね、館山にあるTSUTAYAさんにはDVDを借りたりしてお世話になっています。貴社の更なる活躍を期待しているところです。
また、「べらぼうめ〜」や「なにを!このでくのぼう」「がってんしょうち!」「ふざけるなー」を聞くと「お!きっぷがいいね〜酒飲みね〜寿司くいね〜」となります。「え?じゃ〜なんで南房総に?」「べらぼうめ〜あそこは江戸じゃねぇ東京だ!あんなコンクリートジャングルに住むのはこちとらごめんでぃ!おとといきやがれこのすっとこどっこい」ってかー!江戸弁ってひらがなが多くて大変!!
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新年あけましておめでとうございます。今年も会報ストックをよろしくお願いいたします。昔から巳年は金運に恵まれると言われていますので、宝くじを買おうと思っています。10億円とは言いませんよ、私はもともと引っ込み思案で奥ゆかしく贅沢なんてとんでもありませんから、せいぜい1億円というわずかな金額でも当たれば、小さな14階建てのクルーズ船で1年という短い期間にささやかな世界一周の旅でもと思っています。もうそろそろ当たるんじゃーないかなーなんちゃって、キャハハ!
ところで、皆さんは初夢を見ましたか?、昔から1富士2鷹3茄子と言われてこの初夢は縁起がいいとか。このいわれは徳川家康からきているという説があります。当然1は富士山が出てくるわけですから家康は出身が駿河国(するがのくに、現在の静岡県中部)でうなずけます。富士山は日本一高い山で美しい。2番目の鷹は空高く飛んでいる、3番目のナスは物事を成す。4月に将軍家に献上された初ナスは値段が高く美味だったとか。どれも高いのがいいようです。そしてこれに続く「4扇5煙草6座頭」はそれぞれ、扇は末広がりで子孫や商売などの繁栄を、煙草の煙は上昇するので運気上昇を、座頭は毛がないので「怪我ない」と、家内安全を願うとも言われ、元旦の夜から2日の朝に見る夢だそうです。今の時代の初夢はどうでしょうね。高次脳機能障害支援法成立の夢ですか?まさに正夢もありますよね。
さて始まりました2025年。今年はどんな年になるでしょうか、昨年築き上げた実績をさらに拡大するために、家族会会員の皆さんと力を合わせて頑張っていきましょう。
今月もご覧いただきありがとうございました。今年1年皆さんにとって良い年であるようにお祈り申しあげます。