南房総高次脳機能障害家族と支援者の会 なんぼーこーじの毎月更新の会報です
安房の国から2017 南房会ストック12月号
南房総高次脳機能障害家族と支援者の会

安房の国から2017           南房会ストック12月号  
              南房総高次脳機能障害家族と支援者の会

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11月定例会の内容
・11月18日(土) 家族会定例会 10周年の打ち上げ 
           NPO法人スマイル安房も加わり芋煮会を行いました
           定例会の見学を希望した当事者も参加 参加20名
今後の予定
・12月16日(土) 家族会定例会 今年最後の定例会は忘年会です 
           沓見楽市座 12時~ 参加費500円 
           参加される方は連絡ください
・12月28日(木) 安房拓心高等学校音楽部レギュラーライブコンサート 
           南総文化ホール 小ホール 13時~15時30分 参加費無料
・ 1月18日(木) 新春落語会
           石堂寺 13時開場 13時30分開演 参加費無料 
           出演 先代三遊亭円楽さんの弟子 真打 三遊亭小円朝さん
              林家木久扇さんの弟子 真打 林家久蔵さん
・ 1月20日(土) 家族会定例会 沓見楽市座 13時30分~
・ 2月 4日(日) 白浜お楽しみ広場 雑貨販売 他団体との交流 
           9時30分~15時
・ 2月10日(土) 南房総市福祉大会 雑貨販売 他団体との交流
           10時~15時

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12月と言えば「障害者週間」

 障害者施策の基本的方向を定める「障害者基本計画」(平成14年12月24日閣議決定)においては、我が国が目指すべき社会として、国民誰もが相互に人格と個性を尊重し支え合う「共生社会」を掲げています。このような「共生社会」は、国民一人一人がそれぞれの役割と責任を自覚し、主体的に取り組むことによりはじめて実現できるものです。
 障害者基本法(昭和45年法律第84号)においては、基本的理念として、すべての障害のある方に対し「個人の尊厳が重んぜられ、その尊厳にふさわしい生活を保障される権利を有する」こと、「社会を構成する一員として社会、経済、文化その他あらゆる分野の活動に参加する機会が与えられる」ことを宣言するとともに、「何人も、障害者に対して、障害を理由として、差別することその他の権利利益を侵害する行為をしてはならない」ことを明らかにしています。
 「障害者週間」は平成16年6月の障害者基本法の改正により、国民の間に広く障害者の福祉についての関心と理解を深めるとともに、障害者が社会、経済、文化その他あらゆる分野の活動に積極的に参加する意欲を高めることを目的として、従来の「障害者の日」(12月9日)に代わるものとして設定されました。
 「障害者週間」の期間は、毎年12月3日から12月9日までの1週間です。この期間を中心に、国、地方公共団体、関係団体等においては、様々な意識啓発に係る取組を展開します。「障害者週間」の関連行事については、内閣府において取りまとめて発表していますので、是非、積極的に参加してみてください。
 南房総地域では、4日から10日までを「第69回人権週間」として、「みんなで築こう人権の世紀~考えよう相手の気持ち、未来へつなげよう違いを認め合う心~」をスローンに啓発活動を行います。
 4日 おどや館山店、7日 おどや鋸南店・おどや千倉店・おどや丸山店、8日イオン鴨川店で人権相談に応じます。(館山人権擁護委員協議会)  
 
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「酉年」から「戌年」へ

 普通トリと言いったら「鳥」ですが、なぜ十二支の「酉」がトリを表あらわすのかはよくわかっていないようです。「酉」の字はもともと、酒を盛る器の形を表しているとされ、「酒」の字のつくりの部分にも使われています。日本に十二支が伝わったのは中国からで、奈良時代以前とも言われますが、動物との関係がいつどのようにして生まれたのかは不明のようです。
 十二支が使われているのは、中国文化の影響を強く受けた国々で、順番も基本的に同じです。神様が動物に競走させて十二支の順番を決めたという昔話では、ネズミは牛の背中に乗ってゴール前で飛び降りて1番になったという話が有名で、このときニワトリは、サルとイヌが始めたけんかをやめさせようと間に入ったため、この順番になったという話があります。
 さて、来年は戌年ですが、「戌」は「滅」(めつ:「ほろぶ」の意味)で、草木が枯れる状態を表しているとされています。後に、覚え易くするために動物の犬が割り当てられたといわれています。犬はお産が軽いとされることから、安産については戌の日が吉日とされ、帯祝いなどにはこの日を選ぶ風習があります。ちなみに、十二支に猫がいないのは、十二支が作られた頃猫はまだ中国にいなかったという説があります。
 犬は足が速いので、来年2018年はサッカーワールドカップロシア大会では激走してください。そして次の2019年は「亥年」。ラグビーワールドカップ日本大会で猛進してください。全力で応援致しますぞ~!
 「頑張れニッポン!!」

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「忠臣蔵」
 
 「時は元禄15年12月14日」と言えばお歳暮?クリスマスの前?師走の忙しい時?…おいおい!元禄の時代にそんなもんありゃせん! まさに新作落語でも出来そうですが、話は講釈師でしょうか講談師とも言うそうですが、ときのつわものを題材に戦の手柄を3倍にも4倍にもして語る職業ですかね。「講釈師 見てきたような嘘を言い!」なんて以前は言われたようですが、最近はマスコミが事細かく言うもんですから大変ですよね。
 そうは言っても江戸時代ですから、せいぜいが瓦版と言う今で言う新聞もA3ぐらいのもので、内容もトップ記事ぐらいでしょうか。まあ「火事と喧嘩は江戸の華」ですから連日その記事で賑わっていたんでしょうね。
 昔から「江戸っ子は宵越しの金は持たねえ!」なんてキップが良いと言われたようですが、実のところ火事で次の日は無一文の人が多かったようで、貯めることが出来ないのがほとんどでしょうね 。寝る時は最悪で、いつ火事が起きてもすぐに逃げられるようにほとんどが着のみ着のまま、寒いと思えばどこぞの物を巻いて寝たようで、寝巻きと言われるゆえんでしょうか。布団なんかはありませんので、今で言う寝巻を着て布団で寝る? 当時の人に言わせれば「てゃんでぃ!寝巻なんぞいらねぇじゃねえか!」と言われそうですが。

 さて本題の講釈師(講談師)ですが、南房総は富浦町で生まれ育った方がいます。江戸後期でしょうか、芸名を柴田南総(本名柴山)と言う方です。この方、今で言う「忠臣蔵」を得意とし、生涯を懸けてこの「赤穂義士伝」を全国に広めた人とも言えるのではないでしょうか
 「南総里見八犬伝」の作家は滝沢馬琴ですが、馬琴と言う名は講談師でもよく聞きます。「講談忠臣蔵」などをカセットやCDで出しているようで、講談の世界では「忠臣蔵」などは今でも人気のようです。機会があればぜひ聞いて頂きたいですね。
 この柴田南総の「赤穂義士伝」や滝沢馬琴の「南総里見八犬伝」などは、江戸庶民に絶大な人気として後世に受け継がれています。滝沢馬琴はなぜか安房の国には来ていませんが、この安房の国に興味があったようで「見て来たような嘘をいい」。柴田南総も「討ち入りの場にいたような嘘をいい」でしょうか。滝沢馬琴の名は有名ですが、柴田南総の名は知る人ぞ知るでしょうね。この二人の功績、今後も日本の歴史に残る1ページとして世に語り継がれていただきたいですね 。ここ南房総は冨浦町に全国に自慢のできる人物がいました。
 この柴田南総の碑、驚くのは四十七士とともに泉岳寺にあります。いかにこの柴田南総が赤穂義士の功績を世に伝えたか解りますよね。「時は元禄15年12月14日!雪降る深夜に怒涛の一団!めざすは本所松坂町 吉良上野ノ介が首一つ!」
この口上皆さんも聞いたことがあると思います。いや~凄い人がいました。

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 さて、今年は皆さんにはどんな年だったのでしょうね。家族会としては10周年も無事に終わり、多くの出会いもありました。来年はこの出会いを大切にしたいと思っています。また、NPO法人スマイル安房は、今年は家族会に協力しましたが、来年はスマイル安房らしい活動を行いますのでよろしくお願い致します。
良い年をお迎え下さい、ありがとうございました。 今年はこれでお開き! チョーン!

  今月もご覧いただき ありがとうございました  問い合わせ 南房会 ishiguro.hiroaki@beige.plala.or.jp