南房総高次脳機能障害家族と支援者の会 なんぼーこーじの毎月更新の会報です
安房の国から2018 南房会ストック11月号
南房総高次脳機能障害家族と支援者の会

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10月の定例会の内容
        連絡事項の後、亀田リハビリ病院から新しいソーシャルワ
        ーカーが着任されたので、会員の自己紹介と高次脳機能障
        害について話し合いました。
                             参加15名
 
今後の予定
 
・11月17日(土)うたごえ広場「遠藤ひさえさんと仲間たち」
          午後1時30分~ 会場 沓見作業所
 
・11月23日(祝)館山まるしぇフリーマーケット 雑貨販売
          10時~15時 会場 おどや九重店そば
          
・11月30日(金)・12月1日(土)・2日(日)
          ボッチャ全国大会 
          会場 福島市国体記念体育館
 
・12月 9日(日)公開講演会「当事者へは居場所を介護者へは支えを」
          講師 柴本 礼 氏
          パネルディスカッション
          会場 アミュゼ柏 
          主催 東葛菜の花
 
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   「国、障害者に不適切求人」
 
「障害者差別解消法」
 この法律は、障害者基本法(昭和四十五年法律第八十四号)の基本的な理
念にのっとり、全ての障害者が、障害者でない者と等しく、基本的人権を享
有する個人としてその尊厳が重んぜられ、その尊厳にふさわしい生活を保障
される権利を有することを踏まえ、障害を理由とする差別の解消の推進に関
する基本的な事項、行政機関等及び事業者における障害を理由とする差別を
解消するための措置等を定めることにより、障害を理由とする差別の解消を
推進し、もって全ての国民が、障害の有無によって分け隔てられることなく、
相互に人格と個性を尊重し合いながら共生する社会の実現に資することを目
的とする。
                               内閣府

  中央省庁の障害者雇用水増し問題が発覚した後の9~10月、財務省や国
税庁などが障害者の職員を求人する際、応募資格に「自力で通勤できる」
「介護者なしで業務遂行が可能」との条件を付けていたことが分かった。こ
れに対し全国の障害者団体が「介助があれば通勤や勤務が可能な人を排除し
ており、差別だ」と抗議。これを受け両省庁などは「不適切だった」として
応募資格から削除しました。各省庁は「職員が送迎するのは厳しい」とか。
民間の会社は皆さん送迎してるのにね~?
 
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     日本脳外傷友の会
      第 18 回 全国大会2018 in 三重 アピール文
 
  今回の全国大会のテーマは「未来につなげ支援の輪―高次脳機能障害の支援
の充実を目指して―」です。その理由は、「高次脳機能障害」という用語は、
以前よりも知られるようになってきたものの、支援内容についてはまだ課題が
あるからです。高次脳機能障害者支援には、地域差が拡大しているだけでなく、
高次脳機能障害者の個別性に対する細やかな配慮や、発症からそれぞれのライ
フステージに合わせた支援が不十分です。
 
 そのような現実を踏まえ、当会は高次脳機能障害者とその家族に必要な施策
の充実を図るため、「日本脳外傷友の会」から「日本高次脳機能障害友の会」
へと名称を改めます。 そして、私たちは、すべての高次脳機能障害者とその
家族が、高次脳機能障害による支障を軽減し、充実した日々を送ることを可能
にするため、次の 1 点を強くアピールします。 高次脳機能障害支援法の成立
を目指し、一般社会への啓発をより進めていきます。
 
 現行の福祉制度は従来の障害者に視点を当てたものが多く、必ずしも高次脳
機能障害に適しているとはいえません。例えば、「自立訓練(機能訓練、生活
訓練)」にしても期限を決めることなく、その障害像に合った利用が不可欠で
す。また、小児の高次脳機能障害に対しても、その特性に合った支援がなされ
ず、障害者プランにも高次脳機能障害児の支援は取り上げられていないのが現
状です。
 
 高次脳機能障害支援法が成立することにより、社会一般の啓発が進み、全国
どこでも、共通した質の高いリハビリテーションと高次脳機能障害者と家族に
対する支援が受けられるよう活動していきます。
  
        平成30年10月20日    
        日本脳外傷友の会第 18 回全国大会 in 三重、参加者一同
   
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    「千葉県立安房南高等学校旧第一校舎」
 
 今年は明治150年と言われています。先日、安房南高校木造校舎を一般
公開するということで行ってきました。安房地域では安房高校が1902年
(明治35年)5月25日に新校舎落成式を挙行、この日を創立記念日と定
めるとあり、安房南高校が1907年(明治40年)5月18日学校開校で
すから、安房地域では二番目にできた高校です。
 
 当初は安房郡立技芸学校として創立されましたが、明治42年女学校とし
て改名。大正12年9月1日関東大震災で校舎が倒壊。現在の南高校の建物
は昭和5年に完成しました。
 
 建物は、当時水田の土地に建てられましたので、鉄筋の基礎は高く大きな
通風口が設けられ、1階と2階の境にも通風口があり建物全体に湿気対策が
行われていることが伺えます。建物全体の作りは、左右対称のデザインで、
わかりやすく言えば、大げさですが京都の平等院鳳凰堂のようになっていま
す。風格があり歴史の重みが感じられます。
 
 中に入ると、階段や廊下はスペースが広くて歩きやすく、教室の天井は太
い梁が露出していて梁の左右の隅には三角形の支えがあり,関東大震災の教
訓が生かされています。別の教室では当時の写真展も行われていて、教員と
生徒の記念写真が飾られ、水着の海水浴姿の写真もあり、楽しい雰囲気が伝
わってきます。
 
1995年千葉県指定有形文化財となり、10年後に木造校舎の老朽化を心
配した市民有志が立ち上がり、2017年(平成29年)「安房高等女学校
木造校舎を愛する会」が発足、木造校舎の永続的な保存活用めざしていきた
いと、会員を募集しています。今後も見学会の企画運営を行うようですので、
ぜひ参加されてはいかがでしょうか。
 
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   「おせち料理」
 
 今年も残すところ1ヶ月となりました。お正月と言えばおせち料理ですが、
皆さんの家ではおせち料理を手作りしますか? スーパーでも売ってるので
それで済ませる、あるいは、正月でもお店が開いてるのでおせち料理はいら
ない、という家庭も多いのでは。
 
 そもそもおせちとは1月7日・3月3日・5月5日・7月7日・9月9日
の5節句の祝いの席のごちそうの事で、平安時代に宮中で出された料理だそ
うです。江戸時代後期になって江戸庶民がその年の豊作や健康を願って取り
入れたようです。
 
 食生活も様変わりし、当時はお祝い事などで出された食事も、現在では日
常的に食べられるので、「うちは毎日おせち料理だよ」なんて言う方もいる
ようですが、そういう方に限って偏った食生活を送っていませんか?
 生活習慣病など怖い病気には気を付けてくださいね。脳梗塞で高次脳機能
障害にならないよう注意してください。
 
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   「今月の貴方に贈る言葉」
      
    「誕生日は最も粗末な食事でいい
       この日こそ 母を最も苦しめた日なのだから
                           この命無駄にはせぬ!」
 
                     徳川 光圀(水戸藩の藩主)

  
 今月もご覧いただき ありがとうございました  
問い合わせ 南房会 ishiguro.hiroaki@beige.plala.or.jp