南房総高次脳機能障害家族と支援者の会 なんぼーこーじの毎月更新の会報です
安房の国から2020 南房会ストック新年号
南房総高次脳機能障害家族と支援者の会

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12月の定例会の内容
        会員相互の交流と親睦
        忘年会
          
今後の予定
1月25日(土)第16回高次脳機能障害リハビリテーション講習会
        午後1時~4時 参加費無料
        千葉県千葉リハビリテーションセンター
        1、講演「高次脳機能障害は主体性が重要」
          講師 長谷川 幹氏
             (三軒茶屋内科リハビリテーション院長)
        2、シンポジュウム「職場の理解を得るために」    
        問い合わせ 千葉リハビリテーションセンター
              TEL043-291-1831 

2月15日(土)家族会定例会
        午後1時30分~3時
        亀田リハビリテーション病院 1階会議室
        年間計画についてのミーティング

2月29日(土)福祉まつり 雑貨販売
        午前10時~午後3時
        白浜コミュニティーセンター 
        主催 社会福祉協議会
 
3月 1 日 (日)白浜お楽しみ広場 雑貨販売
        午前10時~午後3時
        白浜コミュニティーセンター 
        
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 新年あけましておめでとうございます。今年もどうぞよろしくお願いいた
します。皆さんのお正月はいかがでしたか? 天気もまあまあで暖くよいお正
月を迎えられたことと思います。今年はオリンピック・パラリンピックがあ
りますので楽しみな年です。アスリートの皆さんは金メダルをめざして頑張
っていただきたいと思っています。
 
 ところでこのオリンピック、古代オリンピックと近代オリンピックがあり
古代オリンピックは紀元前九世紀~紀元後四世紀までの1200年間行われ
た記録があるようです。近代オリンピックは19世紀末にパリのソルボンヌ
大における会議で、フランスのピエール・ド・クーベルタンが古代ギリシャ
のオリンピアの祭典をもとにして、世界的なスポーツ大会を開催する事を提
唱し行われるようになりました。
 
 オリンピック第1回は、1896年にアテネ(ギリシャ)で開催され、2
度の世界大戦による中断を挟みながら継続されています。「平和の祭典」と
も言われますが、世界に紛争は絶えません。正月早々アメリカとイランがも
めたり、オリンピックの年に限って紛争が起こるような気がします。また、
オリンピック開催国の演出にも問題があるようで。
 
 前回の東京オリンピックでは、開会式のとき大量の風船を上げたり、平和
の象徴と言われる鳩を飛ばしたり様々な演出が行われましたが、現在は行わ
れていません。風船は環境問題、鳩はアトランタ五輪のとき聖火台に止まっ
ていた鳩が聖火点火のとき焼け死んだそうで、動物愛護団体の批判を受けて
その後取りやめになっています。確かに開会式は皆さん楽しみでしょうが、
いき過ぎた演出はやめるべきと考えます。
 
 アスリートの皆さんが日頃の練習の成果を気持ちよく発揮できる場所の提
供に、開催国は最大限の力を入れるべきであり、オリンピック終了とともに
それぞれ各国に無事に帰るまで見届ける責任があります。古代オリンピック
が中止になった背景には、有力な選手を引き抜いたり、審判や対戦相手の買
収が公然と行われと聞きます。近代オリンピックでももしそんな事が起これ
ば、批判され中止に追い込まれるのは間違いありません。オリンピックを続
けるためにもお願いしたいですね。

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   「パラリンピック聖火ランナーの募集について」

        千葉県教育庁教育振興部体育課
        オリンピック・パラリンピック・アスリート強化・支援班
 
 千葉県では、2020年8月19日(水)にパラリンピック聖火リレーが
実施されます。現在、本県が選考するパラリンピック聖火ランナーを、以下
のとおり募集中です。聖火ランナーとなれるまたとない機会に、是非ご応募
ください。
 
(1)募集期間 
   2019年12月16日(月)から2020年2月15日(土)まで
(2)募集人数
   29人(自薦・他薦いずれも可能)
(3)応募方法
   ホームページの応募フォームから応募。
   または県庁2階県政情報コーナーや各地域振興事務所、市役所・町村
   役場などで配布する応募用紙を特定記録で郵送。
(4)応募条件
  ・2008年4月1日以前に生まれた方
  ・千葉県にゆかりがある方
  ・障害の有無、国籍、性別は問いません
(5)問合せ先
   千葉県 開催準備課 (電話)043−223−3488・3489
※詳しくはホームページまたは添付のチラシ・応募用紙をご覧ください。
https://www.pref.chiba.lg.jp/oripara/seika/paralympic-torchbearer.html 
 
 家族会でも検討しましょう。
 
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   「NPO法人スマイル安房から新年のご挨拶」
 
 新年あけましておめでとうございます。昨年は2月にスマイル安房の中心
メンバーだった柄沢安男さんが不慮の事故により他界いたしまして、予定し
ていたイベントをすべて中止にしました。また、年後半には台風15号に続
き19号や豪雨災害もあり甚大な被害になりました。年が変わった今、新た
な気持ちで活動再開致しますのでよろしくお願いいたします。
 
 さて、昨年の台風被害で生活再建支援ということで、台風で全壊した方が
家を新たに建築するあいだの一時避難に、スマイル安房の貸家を提供しまし
た。すでに入居も決まり喜んでいただきました。また、屋根が壊れブルーシ
ートを張る工事(平屋限定)や、雨で室内の家具や布団の撤去支援も一段落
しました。ただ、建物の保険は目途がついたとはいっても業者の数に限りが
ありなかなか来てもらえないそうですから、まだまだ時間がかかりそうです。
 
 温暖化現象と言われ、お正月以降気温が高い日が続いています。今後台風
が大型化して竜巻が頻繁に来るようにもなれば、更なる被害が予想されます。
スマイル安房では、メンバーや高次脳機能障害家族会会員に早めの避難やそ
の後の被災状況の確認など、迅速な対応をしていければと思っています。ま
ずは自分の命を守る行動に心がけてください。
 
 また、スマイル安房では以前から南房総地域でボッチャの普及に力を入れ
て来ました。今年も引き続き行ってまいります。今後も高次脳機能障害家族
会と共に歩んで行きますのでよろしくお願いいたします。

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   「阪神淡路大震災から25年」
 
 1995年1月17日に発生した阪神・淡路大震災から25年です。震災に
よる死者は6,434人に及び、高齢者、低所得者、外国人などが多く犠牲に
なったとされています。阪神地域は大都市圏ということで、震災当初は混乱も
あり救助や支援に多くの問題もありました。ボランティアの大部分は特技や資
格を持たない一般ボランティアで初心者が多く、宿泊や食事のあてもなく、や
みくもに来たボランティアへの対応に、指揮系統の統一性もありませんでした。
 
 確かに、1990~91年の雲仙普賢岳噴火や、1993年釧路沖地震、奥
尻島を津波が襲う災害もありましたが、それは九州や北海道で起きた限定的な
災害だと皆さん思っていたのでしょうね。もしこの災害が大都市圏で起こった
らどう対応するのかといった準備には至りませんでした。でも本当はそこが重
要だったことを阪神淡路大震災が教えてくれました。そういう意味ではこの阪
神淡路大震災が、大規模災害への対応を考える原点になったと言えるのではな
いでしょうか。
 
 ボランティアとしての教育、NPOの設立などが国から奨励され、兵庫県で
は震災以後高次脳機能障害が認知されました。室内で家具や物に当たったり、
あるいは階段などからの転落で病院にかかり、病院から帰宅してから「なにか
おかしい?」「やることが上手く出来ない?」「 記憶出来ない?」などの相談
が多くあり、地域行政が困惑した原因は高次脳機能障害でした。交通事故や脳
梗塞などで退院して「なんかあいつは事故後人が変わった」と近所から言われ、
困惑した家族もいると思います。しかしそれはその家族だけの問題でした。
 
 ところがこの阪神淡路大震災で大きくクローズアップされ、じつは高次脳機
能障害であることがわかりました。大規模災害では脳にダメージを受ける可能
性があります。行政の担当者の方にも相談を受けた際にはその配慮をお願いし
たいと思います。今後も地震や台風だけでなく、などさまざまな災害はあるで
しょうから、よろしくお願いしたいですね。
 
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  「今月の貴方に贈る言葉」

       「歩け、歩け、続ける事の大切さ」
                     伊能 忠敬 「測量家」

今月もご覧いただき ありがとうございました  
問い合わせ 南房会 ishiguro.hiroaki@beige.plala.or.jp