南房総高次脳機能障害家族と支援者の会 なんぼーこーじの毎月更新の会報です
安房の国から2020 南房会ストック4月号
南房総高次脳機能障害家族と支援者の会

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3月の定例会の内容 新型コロナウィルスのため役員だけ参加して
          総会の打ち合わせ
        
今後の予定 
4月18日(土)午後1時30分~ 沓見楽市座
          家族と支援者の会総会の予定でしたが【中止】
 
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   「第19回 全国大会2019㏌かがわ アピール文」 
                       日本高次脳機能障害友の会
 
 今回の全国大会は、「それぞれが自分らしく心豊かに生活しあえる社会を目
指して」をテーマとし、開催致しました。
 
 平成28年4月1日に施行された障害者差別解消法は障害のある人もその地
域、そして教育や就労の現場などで、他の人たちと平等を基礎として整えられ
るべき「合理的配慮」を掲げています。しかし、各地においてさまざまな問題
点が挙げられている一方で、高次脳機能障害の問題は見えてきておりません。
高次脳機能障害のバリアは、私たちを取り巻く社会、そして一人ひとりの心の
中にあります。
 
 高次脳機能障害に理解のない社会では心のバリアフリーは不可能です。また
福祉の制度においても、高次脳機能障害に沿った福祉制度になっおりません。
そこで、私たちは、高次脳機能障害者が安心して暮らせる社会づくりのために
昨年に続き、次の1点を強くアピールします。
 
「高次脳機能障害支援法(仮)を成立させ、一般社会への啓発をより進めてい
きます。」
 
 現行の福祉制度は身体、知的、精神の3障害に視点を当てたものが多く、高
次脳機能障害に適した福祉サービスが非常に不足しています。高次脳機能障害
者が心豊かに生活していくため、個々の障害の特性に見合った福祉制度を求め
ます。また、小児の高次脳機能障害の支援も発達障害に隠れて、高次脳機能障
害児の支援は言葉すらないのが現状です。これは今、国が進めている障害者差
別解消法に則していないことになります。
 
 私たちは高次脳機能障害支援法(仮)の成立を目指し、社会一般の啓発が促
進され、差別のない社会になることを要望していきます。
 
   令和元年10月19日
      日本高次脳機能障害友の会第19回全国大会㏌香川、参加者一同
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✴︎次回第20回全国大会は10月16日・17日、福島の郡山で行われます。
 南房総からぜひ代表を送りたいですね。
 
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   神奈川FRIENDSHIPナナ・北海道コロポックルから
   会報をいただきました
 
 「脳外傷友の会ナナ」から「脳損傷友の会ナナ」に!!
 
 一昨年12月に発行された会報83号の中でお知らせしましたが、ナナの会
の役員の間では、数年来ナナの会の法人名の中の「脳外傷」を「脳損傷」とす
るべきではと、話し合いを続けてきました。
 
 ナナの会設立時、名称が脳外傷であったのは、会員のほとんどが交通事故や
落下事故など、脳外傷による後遺症の当事者・家族であったからです。しかし、
「高次脳機能障害」という診断名や診断基準が整っていく過程で、外傷性の後
遺症と脳の病気からの後遺症が同じ「高次脳機能障害」という枠の中で捉えら
れるようになり、現在、外傷性の後遺症のご家族と脳の病気からの後遺症のご
家族とでは、会員数では拮抗しており、新たに入会される方やご相談のケース
も圧倒的に脳の病気からの後遺症の方が多いようです。
 
 これは、全国的な傾向であり、新たに立ち上がった家族会の多くが「高次脳
機能障害」を名称にいれています。
 
 ただ、ナナの会としては、広い意味での「脳損傷」を名称の中に入れること
を選びたいと思います。役員会の中でもそのことは意見の一致をみております。
令和2年度の理事会での決議の後、会員の皆様には、「総会」の場でご報告を
させていただきたいと存じます。総会のご案内は追ってお知らせ致しますので
なにとぞ、多くの会員の皆様にご参集いただきたくお願い申し上げます。
 
 
 「脳損傷友の会 コロポックル」
 
 コロポックルは、道南(函館)・道北(旭川)・道東(帯広)に連絡先があ
ります。広い北海道ですから大変ですよね。会設立20周年おめでとうござい
ます。コロポックルでは、以前から親亡き後の心配を解決するために、当事者
の自立生活を考え、現在7名の当事者が親元を離れ生活しているようです。
 
 このコロポックルとは、アイヌ語で「コロ」はフキの葉を、「ポックル」は
フキの葉の下にいる知恵のある人を意味します。昔、アイヌの人たちは困った
ことがあると、ポックルのところへ相談に行ったということです。
 
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   千葉リハビリテーションセンター長
   小倉由紀様より退任のご挨拶 
 
南房総高次脳機能障害家族と支援者の会代表 石黒 裕美様
 
 日頃より大変お世話になっています。
私事で恐縮ですが今年度で定年を迎え現職を退くこととなりました。後任の支
援センター長は、心理師で現リハビリテーション療法部副部長の方となります。
当面は不慣れなためご迷惑をおかけすることもあるかと思いますが、ご指導の
ほどよろしくお願いいたします。
 
 在任中は大変お世話になりました。手のひらの会では遠くまでお越しくださ
りありがとうございました。南房総高次脳機能障害家族と支援者の会の皆様の
今後のご健康とご活躍を心より祈念いたします。

お疲れ様でした。そして、お世話になりありがとうございました。
家族会の動きは毎月発行のストックに載せますので、
今後もよろしくお願いいたします。           会長 石黒 裕美


   千葉リハ高次脳機能障害支援センター長
   長谷川 純子様より就任のご挨拶
 
南房総高次脳機能障害家族と支援者の会代表 石黒 裕美様
 
 4月1日付けで千葉リハ高次脳機能障害支援センター長を拝命いたしました
長谷川 純子と申します。これまで心理専門職として、リハビリテーション療
法部、更生園にて高次脳機能障害支援に携わってまいりました。
 
 支援センターは、はじめての部署で不慣れなため何かとご迷惑をおけするこ
ともあろうかと思いますが、家族会の皆様に教えていただきながら、まずはこ
の一年を乗り越える所存でございます。
どうぞよろしくお願い申し上げます。

早々のご挨拶有難うございます。こちらこそよろしくお願いいたします。
お会いできるのを楽しみにしています。
                           会長 石黒 裕美
 
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   「日蓮上人御降誕800年祭」
 
 2021年3月16日「日蓮上人御降誕800年祭」に向けて鴨川では前年
祭が行われました。新型コロナウィルスの関係もあり中止も検討されたようで
すが、「地域を元気にさせよう」と花火を10分間だけ行い、今後徐々に機運
を盛り上げていくそうです。現在、誕生寺周辺は800年祭のノボリが数多く
取り付けられています。
 
 南房総地域に観光で訪れる方は誕生寺をコースに入れる方も多く、鯛の浦や
清澄寺(せいちょうじ)も人気です。来年は五輪・パラリンピックもあり、そ
の頃にはコロナウィルスも終息されているでしょうから?更に多くの方がこら
れると思います。ここは宗教と思わず日本の歴史の勉強と思っていらしてはい
かがでしょうか。もちろん日蓮宗の方も沢山くるでしょうね。
 
 さまざまなイベントも行われるようですから、ぜひこの記念の800年祭を
楽しんではいかがでしょう、当日や前後の予定は誕生寺のホームページでご覧
下さい。
 
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   「地球が静止する日」
 
 「ある時、火星と木星のあいだに位置する小惑星群から1個の塊が軌道を離
れ地球に向かいます。その塊は直径10キロメートルで速度を増し、地球の大
気圏に突入、高温になり大西洋上に落下。海水で急激に冷やされ大量の粉塵と
海面に大きなが穴が出来、そこに周りから大量の海水がなだれ込み高さ200
メートルの津波となって周辺の島々になだれ込みました。地球は、その粉塵に
より太陽の光が遮断され氷の星となり、地球の生物はほぼ死滅。巨大生物の恐
竜も全滅し、地球が静止しました。それは今から6550万年前の出来事でし
た。」
 
 現在、恐竜絶滅の原因ともいわれています。その後、長い年月で人類が恐竜
から地球上の王者に変わり現在に至りますが、この人類の歴史も必ずしも安心
出来る日々でもなく、最大の原因は核兵器にあります。この為、幾度となく核
の脅威にさらされ再び地球が静止する事態に追い込まれ、核の発射ボタンを押
す寸前までの場面もありましたが、留まっています。左手で核を持ち右手で握
手を求めるなど真の平和はなどありえません。
 
 しかし、人類の歴史ではもう一つの戦いの歴史があります。それはウィルス
や細菌との戦いです。インフルエンザウイルス・ノロウイルス・HIV やコ
レラ菌・ボツリヌス菌など数も多く、現在では新型コロナウィルスです。南房
総地域でも初の感染者が4月3日に出て、5日の新聞で注意を呼び掛けていま
すが、皆さんの声では「ついに来たか!」です。南房総地域は高齢化で老人ホ
ーム内での感染や病院での院内感染が広がれば、たちまち感染爆発につながり
ます。
 
 今こそ、全世界がこの新型コロナウィルとの戦いに挑むことがたいせつで、
まずは、新しい感染者を出さないためにも私たち一人ひとりが注意をすれば感
染爆発を防ぐことができる。「地球が静止する日」がこないように。
 
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   「今月の貴方に贈る言葉」
 
     「私を頼ってくる人々を
           見捨てる訳にはいかない
               でなければ私は神に背く」
 
                         杉原 千畝(外交官)
 
  頑張れ!世界の医療団
                      
 
今月もご覧いただき ありがとうございました  
問い合わせ 南房会 ishiguro.hiroaki@beige.plala.or.jp