南房総高次脳機能障害家族と支援者の会 なんぼーこーじの毎月更新の会報です
安房の国から2021 南房会ストック11月号
南房総高次脳機能障害家族と支援者の会

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今後の予定
 
・12月18日(土)南房会定例会忘年会 会費500円
          沓見楽市座 午前11時30分~
          
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   「新型コロナ “第6波”」
 
 新型コロナ問題は、すでに2年になります。このところ感染者の減少もあっ
て南房総地域でも落ち着いていますが、油断は出来ません。新型コロナウイル
スの第6波に備えるために、政府や地元自治体が出す情報に、高齢者・障害者
のいるご家庭では特に注目してください。千葉県では感染した妊婦の入院先が
決まらず自宅で出産した赤ちゃんが亡くなっています。このため第6波に備え
て、第5波の2倍程度の感染拡大が起きても対応できるよう、体制の確保をす
るようです。
 
 自宅・宿泊療養者の対応では、検査で陽性と判明しても連絡をとるのに時間
がかかり、自宅などで症状が悪化した患者をすぐに治療につなげられず、亡く
なる人が相次ぎました。このため陽性と判明した当日か翌日には連絡をとり、
健康観察や診療を行える体制を確保するとしています。ただやはりいくら宿泊
療養施設を増やしても保健所の体制に問題があるようで、電話をしても繋がら
なければ意味がありません。人員の確保も課題のようです。
 
 また。患者が体調の変化にすぐに気づけるよう、すべての自宅療養者に対し
て血液中の酸素の値を測るパルスオキシメーターを配布する方針で、合わせて
69万個の確保や、来月からワクチン3回目接種、治療薬160万回分確保を
するようです。ワクチン接種は来年になりそうですが、更なる感染拡大を止め
るためにも1日も早くお願いしたいですね。
 
 ところでこの新型コロナって終わりはいつ? 現在日本では感染拡大をなん
とかくい止めていますが、世界的にみればロシア・ヨーロッパ・開発途上国で
は現在ピークのところもあるようです。今後再拡大があるかもしれませんので
マスク・手洗いなど予防には引き続き注意してください。新年にはまた元気で
お会いできますよう頑張っていきましょうね。
 
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   「SDGs」
 
 SDGs(エス・ディー・ジーズ)という言葉、最近よく聞きます。「サス
テナブル・デベロップメント・ゴールズ」と言うそうですが、日本語に訳すと
「持続可能な開発目標」だそうです。「持続可能性」とは、私たちの代では終
わらせない、子・孫やその後の世代まで続く地球規模の課題に対処する…と言
う事ですかね。2015年9月の国連サミットで決められた国際目標で、17
の目標と169の解決すべき課題から構成されていて、2030年までに環境
に負荷をかけずに目標達成を目指すというものです。なんのこっちゃー?
 
 解りやすく言うと、環境問題で言えば、地球温暖化・自然災害の増加・エネ
ルギー問題。社会問題では、少子高齢化と人口爆発・紛争の長期化・貧困。経
済問題では、経済格差の拡大・若年失業率の高さ・社会福祉財源の不足などが
2030年までに達成できない場合、厳しい未来が待っている…と言う事でし
ょうね。そこでこのSDGsの動きとして、すでに日本ではトヨタが水素を燃
料にして走る車の実験を行ったり、セブンイレブンでは、弁当のチャーハンを
紙の器にしたりしています。また海洋汚染ではプラスチックをやめる動きや、
自治体では紙を減らすことも考えているようで、今後、企業や行政の社会的責
任が問われることにもなります。
 
 それでは私たちは何をすればいいの?と言う事になりますが、まずはこのS
DGsを理解することです。毎年夏の台風では怖い思いをしています。最近は
雨も多いように思います。冬は以前よりも温かいなどは身近に感じる異変です。
地球温暖化は皆さんすでに感じている通りですが、私達の身近で出来る温暖化
防止を一人ひとりが小さなことから始める。リサイクルもそうで、ゴミを減ら
し使わないものは早めに処分、電気はソーラーパネルを付ければ安上がりなど
いいですね。
 
 今後このSDGsを考えると世界中の企業に大きな試練が待っています。今
まではやって行けたがこれからは無理かも?という事になるやも知れません。
ガソリンスタンドやプラスチックを扱う会社、車の自動運転による小さな修理
工場や町の電気店など、今後の会社存続に不安を感じている経営者の皆さんも
多いと思います。現在からは想像もつかない時代になるでしょうね。でも日本
の中小零細企業の技術者の皆さんはそれを乗り越えてきました。このSDGs
も、ぜひ皆さんの力で乗り越えてください。それが私たちが住んでいる地球を
守る事にもなります。
 
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   「南房総市和田町の今」
 
 11月に入り、私の自宅の裏山の浅間神社中腹では、水仙が咲いてきたとの
話を聞きます。まだ秋のイメージですが、和田町は夏から秋のあと春になる。
「え、冬は?」といえば寒さはそれほど感じないまま春になる。それもここ7、
8年になりますかね。サーファーが多くウェットスーツに身を固め、サーフボ
ードを抱えて歩く、何を好き好んでこの寒いのに海に行くのやらとは思います
が顔が笑顔。千倉から和田・鴨川の外房はサーファーの天下です。
 
 私の家の前の道は、直線ならば2トントラックが通れる幅ですが、先日そこ
に大きな車が入ってきたようで、90°直角の曲がり角を曲がれずバックで戻
って行ったそうです。ガードレールもありませんので右側をこすり左側をこす
り、もと来た広い道に出たときは全身傷だらけだったでしょね。聞くところに
よるとこんな細い道でもナビに出ているそうで驚きます。細い道に入る時は道
の先を見てほしいですね。直角に曲がっているので通れないと判断出来ると思
いますよ。翌日、警察と保険会社がきていました。
 
 和田と言えば日本でも数少ない鯨が水揚げされる漁港です。防災無線でもた
まに鯨水揚げ情報が放送されます。安く販売されることもありますが、国道の
そばに道の駅「WAO!」があり、そこで販売しています。有名な「くじらの
タレ」はこの地域の名産品です。一度食べてみてください。ここでしかありま
せんので食べる価値あり!です。釣りも人気で、鴨川の釣り船で釣り場にと思
ったら、釣り場は和田の私の家のそばでした。「なんだよー、船で自分の家の
前で釣ってるよー」とは思いました。今ならサーファーが釣れるかも。
 
 南房総市のお昼の防災無線、流れる曲は作詞:鹿島鳴秋,作曲:弘田龍太郎。の
「浜千鳥」です。
 
青い月夜の 浜辺には
親を探して 鳴く鳥が
波の国から 生まれでる
濡れたつばさの 銀の色
 
夜鳴く鳥の 悲しさは
親を尋ねて 海こえて
月夜の国へ 消えてゆく
銀のつばさの 浜千鳥
 
 和田町には浜千鳥の歌碑があります。南房総市は北朝鮮に拉致された家族を
応援しています。お昼の防災無線を聞いたら拉致家族の皆さんを思い出してく
ださいね。
 
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    「今月の貴方に贈る言葉」
 
   「一人で見る夢は夢でしかない みんなで見る夢は現実となる」
 
                         (オノ・ヨーコ 芸術家)
 
                       
今月もご覧いただき ありがとうございました  
問い合わせ 南房会 ishiguro.hiroaki@beige.plala.or.jp