南房総高次脳機能障害家族と支援者の会 なんぼーこーじの毎月更新の会報です
安房の国から2021 南房会ストック5月号
南房総高次脳機能障害家族と支援者の会

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4月の定例会は総会でした。
           
今後の予定  
 
・4月25日(土) 障害者就労支援B型「愛’z(あいず)」が新規に
          バザーを行うということで参加しました。
          今後毎週土曜日に行うそうです。家族会では毎週は
          無理ですが参加していきたいと考えています。
 
・5月15日(土) 家族会定例会 沓見 午後1時30分~
 
・6月13日(日) 安房高吹奏楽部定期演奏会は、
          新型コロナにために中止になりました。
 
・6月26日(土) 障害者就労支援B型「愛z(あいず)」のバザー
          館山市国道128号線沿い牛丼すき屋の向かい
          午前10時~午後3時
 
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   「2021年活動方針」
 
 先月の総会において、家族と支援者の会の今後の活動について話し合った
内容です。
高次脳機能障害の情報を更に安房地域に広める。家族と支援者の親睦を深め
る。高次脳機能障害について学ぶ。…等を基本活動としていますが、今年度
もそれを踏まえた活動を行っていきます。
 
1、交流と親睦については、年1回、皆さんの要望でバスハイクを取り組ん
でいますが、今年度はマザー牧場に行くことを計画します。毎年雨で予定が
変更になりますが、マザー牧場には新たに雨天の場合のコースもあるようで
すので変更はありません。多くの皆さんにも参加を呼びかけていきたいです
ね。
 
2、リハビリ講習会開催については、講師を迎えて行いたいと考えてます。
新型コロナの問題もあり、遠方からの講師の方については無理との意見もあ
りますが、昨年度は千倉の接骨院の先生を講師として来ていただきとても勉
強になりました。この安房地域でも意外と高次脳機能障害について研究され
ている診療所もあるようですので検討の余地はあるようです。
 
3、オリンピックについては、現在開催内容についての判断が固まってませ
んので、今後の動きに注目です。以前より家族会では障害者スポーツとして
ボッチャ競技に関心があるようですので、参加の機会があれば取り組んでい
きたいと考えています。NPO法人スマイル安房は、4月に千葉県ボッチャ
協会の総会に参加しました。そこでは「千葉県も広いので今後は県内を4ブ
ロックに区分け活動をする方向で考えたい」とのことでした。今後具体的に
なれば家族会にも参加の申し入れがあると思いますので皆さんと検討してき
たいと思います。
 
4、Go to キャンペーンを利用した活動では、「会員相互の交流と親睦・
地元のホテル・旅館を応援する」を基本に取り組んでいければと考えていま
すが、新型コロナの動きしだいでしょうね。皆さんも感染しないように十分
注意をしてください。
 
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   「テレビの罪」
 
 近年のテレビ事情には驚きます。新型コロナの問題もありますが、大まか
に言えば、旅・食・飲むがほとんどで、BSに至ってはテレビショッピング
が中心。BSの放送が始まって久しいが、友人のほとんどはBSを見てない
ようである。地上波では、食に関する番組やビールの宣伝も多く、どれを見
ても「うまいうまい」と大絶賛、渋谷に新たにできたスイーツの店で「おい
しいね~」なんて言われても、南房総から食べに行けるかー!!
 
 そうかと思えばお笑い芸人番組、自分たちで盛り上がって大騒ぎだが、見
てる人は「何が面白いの?」。見る時間の無駄と最近はテレビを見ない人が
増えているようです。よく番組編成会議なんて聞きますが、彼らは「少ない
予算で良い番組なんて無理」と言ってます。じゃーどれだけ予算があれば良
い番組が作れるのだろーか。予算ありきの番組編成よりは、それに携わる人
のレベルじゃーないのかと思えてならない。
 
 映画が人気だった頃は確かに良い映画が沢山ありましたが、テレビの出現
で映画離れが進み、結果映画の質も悪くなり映画館は閑古鳥が鳴くぐらい閑
散としました。今度はテレビですかー。スマートホンの出現でテレビの質が
悪くなり…先が見えてきましたね。質の悪い番組や「うまいうまい」と連呼
のCMでは視聴者は見ないでしょうね。そろそろテレビ局も考える時期にき
ています。良いテレビを目指してお願いしたいと思います。
 
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   「軍師」
 
 軍師と言って思い浮かぶのは、皆さんご存知の「諸葛亮 孔明(孫武)」
だと思います。時は中国春秋(戦国)時代、日本で言えば鎌倉時代ですね。
漢王朝が腐敗の末に崩壊し、蜀(しょく)・魏(ぎ)・呉(ご)の三国が台
頭し覇権を争う。その中で活躍するのが諸葛亮です。蜀の劉備に仕え、軍師
として戦の戦法を考え勝利に導いていく。この三国志、史実ではありません。
長く中国で伝えられた話を基に作られました。人物が誇張され、話の内容は
真に迫り、その後「孫氏の兵法」として日本に伝わりました。
 
 日本では、平氏と源氏が衰退、名もなき武将の台頭で「下剋上」の動きが
あり、まさに戦国時代に突入。ここで生きるのがすぐれた軍師を召し抱えて
いた武将たちで、信玄には山本勘助、秀吉には黒田官兵衛、今川には太原雪
斎など。戦国乱世を生き抜いてきたのは事実でありますが、謙信・信長・家
康などの名だたる武将は「孫氏の兵法」を学んでいます。しかし武将が学ん
でも戦には勝てません。なぜなら、その戦をいさめる軍師がいてこそ勝利に
結びつく。それが証拠に軍師の死によってその領地が奪われる結果になって
います。
 
 と、まあ長々と前置きはこのぐらいにして…、「え!前置きかい!おいお
い!」。さて、中国は武漢より始まった新型コロナですが、札幌は雪まつり
から帰った熊本の方が新型コロナに感染してた。その後3月には学校休校、
マスクや手洗いの感染予防、世界中が細菌との戦いに突入します。あれから
1年ですがまだ収まららず、1年延期したオリンピックもすぐそこに。医療
崩壊で日本の死者が毎日100人。さてこの最大の難局を乗り切るには??
 
 「孫氏の兵法」は別に難しいことではなく、長い期間にわたる人間の生活
や教訓が主になっています。その根本は「状況を正しく冷静に把握せよ」そ
のためには、地形や天候など自然を理解する。その中心的な書物が「ことわ
ざ」と言ってもいいと思います。皆さんご存知の「義を見てせざるは勇なき
なり」や「虎穴に入らずんば虎子をえず」「二兎を追う者は一兎を得ず」な
どは聞いたことがあると思います。普段の私たちの生活でもたまに聞く言葉
ですので、実は皆さんも「孫氏の兵法」を知らずに学んでいるんです。
 
 さて、この新型コロナ。突然見えない敵と戦うのに武器もないわけですか
ら、重要なのは「状況を正しく冷静に把握せよ」ですね。当初はまだ感染が
2人・3人で、ほとんどの都道府県では感染が広がってはいませんでした
が、経済を考えて中途半端な対策をとったので1年で4波まで来てしまいま
した。
国のトップ・感染症のトップ・医療のトップが集まってもその愚策をいさめ
る軍師がいません。「え?あんたがなれば」って? いやいや誰でもなれる
と言うもんでもありません。軍師になれる素質や環境に加えて、本人の努力
が必要ですから「言うは易く行うは難し」です。私などはもっぱら言うだけ
で「逃げるが勝ち」キャハッ!でしょうね。
 
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   「今月の貴方に贈る言葉」
   
      「欲深き人の心と降る雪は
               積もるにつれて道を失う」
 
                 高橋 泥舟(でいしゅう)(武士)
 
       勝 海舟・山岡 鉄舟と並んで「幕末三舟」と呼ばれた一人
                      
今月もご覧いただき ありがとうございました  
問い合わせ 南房会 ishiguro.hiroaki@beige.plala.or.jp