南房総高次脳機能障害家族と支援者の会 なんぼーこーじの毎月更新の会報です
安房の国から2022 南房会ストック5月・6月合併号
南房総高次脳機能障害家族と支援者の会

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今後の予定
 
・6月18日(土) 家族会定例会 亀田リハビリ病院会議室 
          午後1時30分~
 
・6月22日(水) ボッチャ体験会 主催:大丈夫 和田コミセン
          午前11時~午後3時
 
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   長編ドキュメンタリー映画
   『いのち見つめて』~高次脳機能障害と現代社会~
 
■■この映画はすべての人に、起こりえる物語でもあります■■

 私たちの回りにあふれる危険。いつ生じてもおかしくない高次脳機能障害。
当事者が有する他者との関係づくりのむずかしさや、効率化された社会に
ついていけない姿は、現代社会で暮らす多くの人々が有する日常的な悩み
と一致します。それは過去においても、1963年の三池炭鉱大災害によっ
て数多くの労働者が体験した悩みでもありました。同障害の観点から改め
て「三池」をとらえ直し、「いのち」を見つめる。この映画は、そのため
のささやかな挑戦です。
 
 私たちの回りには危険があふれています。交通事故や仕事中の労働災害、
通勤・通学途中、いたるところに潜んでいます。また、脳出血や脳梗塞、
心臓発作による一時的心停止によって脳にダメージが生じることもありま
す。いついかなる時、私たちが遭遇しても不思議ではありません。
 
 幸い命は助かっても、後遺症に悩まされることもあります。その一つが、
近年話題になっている「高次脳機能障害」です。物覚えが悪くなった、仕
事でミスが目立つ、イライラして家族や同僚にあたってしまうなど、以前
とは違ってしまった状態に戸惑います。
 
 その上に、新しい自分を周りが理解してくれないどころか、かえって遠
ざかってしまう、職場を追い出されてしまうことも少なくありません。そ
のような自らを受け入れられず自信喪失したり、原因をつくった相手(会
社)への恨みから人間不信に陥ることもあります。
 
 現在社会がもたらした「文明病」ともいうべき精神症状を、私たちは半
世紀ほど前、歴史的大災害において経験しています。それが1963年11月
の三井三池三川鉱における炭じん大爆発でした。458名が亡くなり、839名
の炭鉱労働者が一酸化炭素(CO)中毒によって低酸素脳症に陥り、「高
次脳機能障害」を生じたのでした。その後の本人・家族の奮闘や生活、そ
して爆発の原因であった三井資本の人員合理化に対する責任追及や国の法
制化(「CO特別立法」)への闘いは、筆舌に尽くしがたいほど過酷なも
のでした。
 
 映画では、高次脳機能障害を持ちながら、社会復帰に奮闘する人々を紹介
し、かつての災害後、日常・社会生活復帰を目指した労働者に寄り添い、リ
ハビリを担当した大牟田労災病院(現大牟田吉野病院)の過去と現在の様子
を紹介します。そして山口研一郎医師より、高次脳機能障害の症状・病態・
リハビリの意義、今三池CO中毒について振り返る意味について分かりや
すく解説します。皆様と共に、同障害を通して改めて「いのち」を見つめ、
多くの人に知っていただくためのエンターティメントプロジェクトを立ち上
げました。

 苦しんでいらっしゃる方、そしてご家族の方の想いを伝えたいと願ってます。
この思いをご支援いただければ嬉しく思います。

  2022年製作/70分/日本       いのち見つめて 製作委員会   
                    後援 日本高次脳機能障害友の会
 
*高次脳機能障害とは
 交通事故や脳梗塞あるいは脳出血、また心肺停止による低酸素脳症などによ
り、一命は取留めても後遺症が残る。物覚えが悪くなった。記憶が出来ない。
仕事でミスが目立つ。会話が上手く出来ないなど日常生活に大きな影響がでる
 
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   「1000年に一度の自然災害」
 
 最近は何かと地震や、台風による大雨被害、竜巻に火山噴火…など、大規模
な自然災害が叫ばれています。もちろん災害に関してはその準備や対策を万全
にする必要がありますが、近年は50年〜100年に一度ではなく、1000
年に一度の自然災害に対する準備と?、どんな準備でしょうね。100年に一
度ではなくいきなり1000年に一度と言われれば、無理。東北の地震と津波
それに富士山の噴火が同時に来る、とか?
 
 確かに千葉県では、3年前でしたか台風15号に竜巻で内房地域に大きな被
害がありました。「ここで生まれて育って80になるけど、こんなの初めてだ」
なんて声を聞きましたが、その後もほかで台風の影響による大雨は、関東北部
や東北地方の一部に大きな被害をもたらし、堤防の決壊や崖崩れなどで、死者
や重軽傷者がでており、床上、床下浸水被害も多数ありました。
 
 日本はいま少子化に高齢化です。1000年に一度の大規模災害がくれば、
たとえ助かっても今後の生活を考えれば落胆とストレスで災害関連死が多く出
ると予想するのはさほど難しくはありません。その対策は、内閣府や企業が
1000年に一度の大規模災害に対する準備を呼びかけているのに、国の借金
が1000兆円以上もあることが問題で、ひとたび大規模災害が起これば道路
や建物など復興費用が膨大になります。
 
 緊急の対策費を確保しておけばすぐに対応ができ、被災者に対応もできます
今回の1000年に一度の大規模災害でまずやることは、国がその準備として
身軽にならなければなりません。これにより生活者への影響ばかりでなく、企
業活動も早期に回復、高速道路の通行止めや崖崩れによる道路の寸断も直り、
被災地はすぐに動き出せるのではないでしょうか。
 
 現在、日本各地は梅雨に入りました。毎年梅雨の末期は大雨が降ります。豪
雨・落雷・崖崩れなど、その対応には十分注意をしてください。避難所の確認
や家族の打ち合わせなど、まずは命が助かる行動を考えてください。よろしく
お願い致します。
 
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   「南房総アジサイが花盛りと竹」
 
 アジサイが咲いている所で思いつくのはお寺ですかね。南房総のお寺もだい
たい咲いていますが、道路を走っていてもよく目にします。梅雨のこの時期は
いろんな色のアジサイをみかけます。土壌によって色が違うそうですが、すぐ
隣のアジサイが色違いなのは不思議です。先日、息子が我が家の草刈りをしま
した。この時期雑草も元気ですが、草刈りのついでにアジサイも刈ってしまっ
たようで、「あ!」と言っても遅かった。まあ、根は生きていますから来年か
その次の年ですかね。都会にいた時はまったくと言っていいほど花には無関心
でしたが、さすが南房総です。色鮮やかな花が咲くので花で時期が解るように
なります。
 
 梅雨に入る前でしたが、竹刈りの仕事がありました。竹を刈れば海がよく見
えると言うので。刈った竹の処分が問題だったのですが、細い竹だったので自
宅の粉砕機で細かくして撒きました。その後、家に帰ってきたら新聞に「ジビ
エ加工処理」の話が載っていました。「イノシシなどの有害鳥獣の不要な肉を
竹チップと混ぜ、酵母と乳酸菌で肥料に変える。獣害と竹害同時解決」と。次
の日、急ぎ竹を粉砕した現場に行き、袋をもって竹チップを友人にくばりまし
た。イノシシとはいかないまでも、生ごみと混ぜれば豊富な酵母と乳酸菌の肥
料が出来ることを宣伝をしました。
 
 細い竹でも長さがあるので処分に困る。細かくすれば肥料になるので畑にも
撒けます。酵母や乳酸菌が豊富であれば畑に撒いて、今までの肥料の収穫量や
出来栄えに違いがあれば、農家の皆さんが喜ぶ結果にもなる。さてさて今後の
お楽しみである。  
 
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    「今月の貴方に贈る言葉」
 
  「雑草とは何か?それはその美点がまだ発見されていない植物である」
 
            ラルフ・ウォルドー・エマーソン(アメリカの作家)
 
                       
今月もご覧いただき ありがとうございました  
問い合わせ 南房会 ishiguro.hiroaki@beige.plala.or.jp