南房総高次脳機能障害家族と支援者の会 なんぼーこーじの毎月更新の会報です
安房の国から2021 ストック新年号
南房総高次脳機能障害家族と支援者の会

 
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   「年頭の挨拶」
                      会長 石黒 裕美
 
 新年明けましておめでとうございます。今年もよろしくお願いします。
昨年から新型コロナの猛威にさらされ、まだ収まりそうにありません。
今年も厳しい年になりそうです。
 永い人生で何が起こるかわかりませんが、私たちはある日突然の出来事
にみまわれ、そして何とか対処してきました。この新型コロナだって対処
できますね。つながって行きましょう。

 「一人はみんなのために みんなは一人のために」
たとえ会合が出来なくても家族会の絆をつなげて行きましょう。今年の家
族会をどうしたらいいのか、みんなの知恵を集めて、例会に参加して、少
しでも元気の出る家族会にして行きましょう。健康に気を付けて、一緒に
家族会を作って行きましょう。

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今後の予定    
         1月22日(金)~28日(土)千葉リハ高次脳支援 WEb開催  
          ~回復期医療その後~ 期間中はいつでも視聴可能
          主催 千葉リハビリテーション 高次脳支援センター

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   「宿泊研修」
 
 新型コロナで南房総地域のホテル・旅館を応援するプロジェクトとして家
族会で行ってきた宿泊研修は、1月にも開催する予定でしたが緊急事態宣言
が発令されたので中止になりました。昨年の12月31日に東京の感染者が
1,337人となり、年明けの6日は1,591人と、まさに感染爆発状態
です。安房地域でも感染者が増えており、南房総市ではクラスターが発生、
私の友人も濃厚接触者としてPCR検査を受け、陰性と出たようですが大事を
とって自宅待機をしていました。

 この宿泊研修は、昨年国から1人10万円をいただいたので、貯金するよ
りはこの地域のホテル・旅館が大変だから少し支援しましょうということで
企画しました。その後 Go Toトラベルの話が出て「感染が拡大するかも」と
の危惧もありましたが、白浜・鴨川のホテルに泊まりました。そして1月に
も予約を取り実施する予定でしたが、さすがにこの感染拡大の状況にキャン
セルやむなしとの結論になりました。

 今後、この新型コロナがいつ収まるのか先が見えない状況ですが、期待の
ワクチン接種が2月後半から行われるそうで、変異したウィルスにも効果が
あればいいですね。7月にはオリンピックがありますので、WHOのコロナ終
息宣言が早く出されることを期待しています。

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   「緊急事態宣言」

 緊急事態宣言が再発令されましたが、昨年の発令よりは内容がさほど厳し
くはなくむしろゆるやかで、マスク・手の消毒・室内の換気等は同じですが、
学校は休校せず、テレワークを広げ、人との接触は避け、飲食は午後8時ま
で…ということのようです。ですから他県ナンバーのサーファーはたくさんこ
ちらに来てますし、テレビで見ると渋谷の交差点も前回の発令よりは人の数
が多いいようで、あまり緊張感は伝わってはきません。

 ですが、安房地域は昨年10月の感染者が10名でしたが、今年1月現在
ですでに100名を超えています。高齢者が多く感染が死に直結しているの
で、住民の皆さんは緊張感があり必要なとき以外は外に出ません。お正月も
都会にいる息子さんや娘さんに「こちらに来ないように」と言ってるようで、
さみしいお正月になっています。高次脳機能障害者の家族は、家族が感染し
たら、残された当事者を誰がみるのかを心配しています。

 感染経路不明の場合が多いようで、どこで感染したのかわからず、検査し
たら突然陽性と言われたら、さて、どうします?! そう考えるとこの緊急
事態宣言の再発令の意味を、いままで以上に緊張感をもって受け止めていた
だきたいと思います。すでに感染爆発といってもいい。医療現場の危機的な
状況を見ればわかると思います。新型コロナウィルスはつねに変異しながら
迫ってきます。子供は大丈夫、若いから大丈夫、と思っていても変異ウィル
スが同じかどうかはわかりません。緊張感を持って受け止めていきたいです
ね。

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    「今月の貴方に贈る言葉」

  「そんな馬鹿な!限界突破なんだぞ!連中にはわからないのか!」

            リチャード・バック   アメリカの飛行家 作家

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  今月もご覧いただきありがとうございました。
  ishiguro・hiroaki@beige.plala.or.jp