南房総高次脳機能障害家族と支援者の会 なんぼーこーじの毎月更新の会報です
安房の国から2025 南房会ストック8月号
南房総高次脳機能障害家族と支援者の会

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今後の予定
・ 8月の定例会は夏休み
・ 9月20日(土)午後1時〜 亀田リハビリ病院会議室
          家族会定例会  
・10月17日(金)家族会視察・施設研修会 いすみ圏域訪問
          ・社会福祉法人「ぴあ宮敷」視察研修
          ・武志伊八郎信由(たけし いはちろう のぶよし)
           鴨川市出身で「波の伊八」で知られる彫刻師。
           その現存している彫刻を見学します。
 
                          答え=ジャングル
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  戦後80年、広島平和記念式典 「平和への誓い」全文

 いつかはおとずれる、被爆者のいない世界。同じ過ちを繰り返さないために、
多くの人が事実を知る必要があります。原子爆弾が投下されたあの日のことを、
思い浮かべたことはありますか。昭和20年(1945年)8月6日 午前8時
15分。この広島に人類初の原子爆弾が投下され、一瞬にして当たり前の日常が
消えました。誰なのか分からないくらい皮膚がただれた人々。涙とともに止まら
ない絶望の声。一発の原子爆弾は、多くの命を奪い、人々の人生を変えたのです。
 
 被爆から80年が経つ今、本当は辛くて、思い出したくない記憶を伝えてくだ
さる被爆者の方々から、直接話を聞く機会は少なくなっています。どんなに時が
流れても、あの悲劇を風化させず、記録として被爆者の声を次の世代へ語り継い
でいく使命が私たちにはあります。世界では、今もどこかで戦争が起きています。

 大切な人を失い、生きることに絶望している人々がたくさんいます。その事実
を自分のこととして考え、平和について関心をもつこと。多様性を認め、相手の
ことを理解しようとすること。一人一人が相手の考えに寄り添い、思いやりの心
で話し合うことができれば、傷つき、悲しい思いをする人がいなくなるはずです。

 周りの人たちのために、ほんの少し行動することが、いずれ世界の平和につな
がるのではないでしょうか。たとえ一つの声でも、学んだ事実に思いを込めて伝え
れば、変化をもたらすことができるはずです。大人だけでなく、こどもである私た
ちも平和のために行動することができます。あの日の出来事を、ヒロシマの歴史を、
二度と繰り返さないために、私たちが、被爆者の方々の思いを語り継ぎ、一人一人
の声を紡ぎながら、平和を創り上げていきます。

令和7年(2025年)8月6日
こども代表
広島市立皆実小学校6年 関口 千恵璃(ちえり)
広島市立祇園小学校6年 佐々木 駿(しゅん)

「安らかに眠ってください 過ちは繰り返しませんから」

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  「北海道脳損傷友の会コロポックル」より会報をいただきました。
 
 3月に「高次脳機能障害」相談会を開きました。参加者は7名、今回は当事者の
方が2名参加されました。いつも通り脳損傷友の会コロポックル役員8名がそれぞ
れの経験を伝えながら、円座になっての相談会です。「この場で話せることのみで
いいです。ここで話せないことは別に時間をとってお聞きします。」とお伝えして
います。
 
 相談会には北海道新聞の記事を見てきた方が3名、医療機関でチラシを見た方が
2名、ハローワークでチラシを見た方が1名、友人から聞いた方が1名です。(毎
回、北海道新聞に告知記事を載せてもらっています。新聞の宣伝効果抜群です。)
 
 今回は、7名とも脳血管疾患、脳疾患による後遺症の方でした。年々交通事故によ
る外傷が減っているのを実感します。40名ほど座れる会議室で、別に相談を受けら
れるように、端っこに別コーナーを設けていましたが、当事者の方は「ざわついてい
た中で集中しにくかった」と感想を話されていました。相談会の持ち方を検討する必
要がありそうです。
 
 毎回そうですが、互いの困りごとを話し、聞き合い、終わる頃には表情が柔らかく
なって帰られたように感じました。次は9月に開催の予定です。

*私たち南房総でも相談に来られる方がいます。今後の生活の不安から思い詰めてい
るようでしたが、帰る頃には少し楽になったようで気持ち笑顔になったようにも見え
ます。心の中のものを吐き出させる相談会も大切ですよね。会報有難うございました。

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   「千葉県圏域(けんいき)行政と高次脳家族会」
 
 地方の市町村で過疎化と高齢化が進み、医療や公共交通などの行政サービスが滞る
状況が生まれています。一地方の単独行政では成り立たなくなる過疎の地域が今後さ
らに増えることが懸念されています。かつて、日本全国で大規模な市町村合併が進み、
地方行政に一定の解決を目指しましたが決着を見たとはいえません。そこで圏域行政
は、合併ではなく連携、自治体同志の協力を基調としています。
〈千葉県ホームページより〉 
 
 私たち南房総高次脳機能障害家族と支援者の会は、安房(あわ)圏域で活動してい
ます。この南房総は、館山市・鴨川市・南房総市・鋸南町で安房圏域になっています
ので、会員や支援団体の中心はこの4つの自治体の住民や団体で構成されています。 
 
 さて、千葉県では高次脳機能障害家族会が5団体あります。県北に3団体、君津に
1団体、そして南房総に1団体。その中心となって医療全体の高次脳関係で動いてい
るのが千葉リハビリテーション病院ですが、近年の高次脳機能障害支援の高まりに新
たに千葉県に設置されたのが、「高次脳機能障害支援普及事業」として現在高次脳家
族会がある圏域に中核となるリハビリテーション病院が指定されました。南房総圏域
では、鴨川市にある亀田リハビリテーション病院です。
 
 この亀田リハ、位置としてある場所が安房圏域といすみ圏域(勝浦市・いすみ市・
御宿町・大多喜町)の中間にあります。当然ながらいすみの高次脳当事者家族の皆さ
んも利用しています。安房の家族会は年に4回、亀田リハさんを定例会の会場に使用
させていただいていますので、入院されているいすみの方も参加する場合があり会員
になる方もいますが、普段行われる定例会や安房で行うイベントに「2時間かけて参
加できない」との声もあり、やはりいすみに家族会が必要だと思っています。
 
 高次脳は、事故や病で一命を取り留めるも後遺症が残り、その後家族は当事者の社
会復帰に向けて大変な苦労をすることは安房の家族会の皆さんは知っています。いす
みの場合、中核生活支援センターや亀田リハビリ病院もあるので環境面では家族会を
作る土台はあるように思っています。いすみ圏域にも家族会が出来ればさらに高次脳
機能障害支援の広がりは大きくなることは間違いありませんね。

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   「高次脳機能障害入門編」
 
 高次脳機能障害は脳へのダメージが原因で引き起こされる病気です。一度ダメージを
受けた脳はリハビリを重ねることである程度症状を改善することができることもありま
す。大幅な改善は難しいものの、リハビリを重ね、家族や職場など周囲の人が病気の性
質を理解し、支えることで社会復帰も可能なケースが多いでしょう。そこで、現在の当
事者の後遺症の種類を理解することで対応が考えられると思います。

 「高次脳機能障害の種類」
・記憶障害
記憶障害とは、事故や病気の前の記憶が思い出せなくなったり、新しい経験や情報を覚
えられなくなったりする状態をいいます。
・注意障害
注意障害とは、周囲からの刺激を受けても、必要なものや重要なことに意識を集中させ
ることがうまくできない状態のことです。
・遂行機能障害
計画を立てて物事を実行できない、臨機応変に対応できない、指示がないと行動できな
い状態がみられます。
・社会的行動障害
社会的行動障害は、行動や感情を場面や状況に合わせて適切にコントロールできなくな
った状態です。意欲の低下(人や趣味に無関心になり、指示がなければ一日中ごろごろ
と過ごす)。自己制御の低下(感情コントロールが効かなくなる)。固執性(些細なこと
にこだわる)
・半側空間無視
半側空間無視とは、片側に置かれたものに気づかず認識できない症状です。視力の問題
でものが見えていないわけではありません。
・病識欠落
本人が障害を持っていることを認識できず、障害がないかのような言動や行動をとること
です。
・失語症
失語症は、頭の中ではわかっていても言葉が出てこなかったり。声に出すと違う言葉が出
てきてしまう、もしくは、人の話は聞こえるけれども内容を理解できないといった状態で
す。
・失認症
失認症は、視力など感覚能力や記憶は保たれているにも関わらず、目の前にあるものが何
かわからなかったり名前がわからなかったりする状態をいいます。
・失行症
失行症は、歯ブラシや箸を使うなど、日常生活の中で当然のこととして行うことができて
いた簡単な動作ができなくなる症状のことで、発症すると日常的な介護が必要となります。

 「高次脳機能障害の症状」
(1)脳梗塞
脳血管は、脳に酸素と栄養を供給している血液の通り道です。この脳血管が閉塞してしま
う病気を脳梗塞と呼びます。閉塞した血管の太さやどこの血管が閉塞したかによって、症
状が異なります。
(2)脳出血
細い脳血管が破れて脳内に出血が生じる病気です。出血の部位と量(血腫の大きさ)によっ
て、あらわれる高次脳機能障害の種類はさまざまです。
(3)くも膜下出血
脳血管にできた脳動脈瘤が破裂した場合、経験したことのない激しい頭痛が突然発症します。
動脈瘤は、大抵、大脳の底面にあるので、出血も大脳の底面で起こりやすくなります。その
結果、記憶障害や性格の変化などの社会的行動障害が引き起こされやすくなります。
(4)脳外傷
若年者では交通事故によるものが多く、50歳以降では転倒・転落事故によるものが多くみ
られます。頭を強く地面や車に打ちつけられると、前頭葉や側頭葉が損傷されやすいとい
う特徴があります。そのために、記憶障害や性格の変化などの社会的行動障害が引き起こ
されやすくります。
(5)低酸素脳症
溺水、窒息、喘息の発作、心筋梗塞、一酸化炭素中毒などによる、脳への一時的な酸素不足
や血液の供給不足が原因で発症します。何分間、脳のどの部分に血液が流れなかったかによ
って、障害の内容や回復の速度は異なります。記憶障害や知能低下。
(6)脳腫瘍
腫瘍の発生部位、大きさ、良性か否かによって障害は異なります。まれにではありますが、
脳腫瘍に対する外科的治療、放射線療法、ホルモン療法などが高次脳機能障害を引き起こす
ことがあります。
(7)脳炎などの感染症
脳炎や脳症など脳に炎症が引き起こされる病気によって高次機能障害を発症することがあり
ます。これらの病気は回復しても脳に加わったダメージは完全に元の状態に戻らないことも
多く、その結果として高次機能障害が引き起こされます。高次機能障害の程度は脳炎や脳症
によってダメージを受けた部位やダメージの強さによって異なります。

*以上が主に高次脳機能障害の種類と症状ですが、医学の進歩で大きく改善が見られるよう
になりました。今後、さらに医療機具の手助けもあれば大きく改善されることも期待できま
すので研究機関の皆さんには頑張っていただきたいと思っています。

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アジサイも終わり、我が庭はユリが花盛りです。おしろい花の赤とユリの白、まるで日本の
国旗で埋め尽くされています。そこにハーブの種類ではミントですが、大量に咲いているの
で草刈りが出来ません。種を蒔いたわけでもなく勝手に咲いてくれました。どうしたらいい
のでしょうか、毎日歩くところだけ道ができています。
 
 さて、突然ですがここでクイズです。木があります。隣に同じ木を書くと林になります。
その上に木を書くと森になります。それでは森の下に木を書くとなんと読みますか??わか
りますか? ヒントは我が家です。

                  ・答えは最初の「今後の予定」の最後にあります。

本日もご覧いただきましてありがとうございました。熱中症に注意!ですね。