2023年8月17日
日本高次脳機能障害友の会よりメール通信

NPO法人日本高次脳機能障害友の会より
2023年度メール通信No.3が送られてきたので転載します。
添付資料がいくつかあるんですが、データが重くてここに載せられません。
くわしい資料が欲しい方はこのホームページの「お問い合わせ」欄から
おしらせください。


全国の会員のみなさま

日頃より大変お世話になっております。
事務局の岡村です。
先日、2023年度メール通信NNo.3をお送りいたしましたが、
「winmail.dat」という拡張子のファイルが添付されており、ファイルを開けない
というお声がありました。
添付ファイルをzipファイルにてお送りいたします。
ご確認いただければと思います。
 引き続き、何卒、よろしくお願いいたします。
 
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NPO法人 日本高次脳機能障害友の会
〒780-8014 高知県 高知市 塩屋崎町2丁目12-42 
TEL:088-803-4100  FAX:088-803-4420
事務局 岡村 忠弘
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◇理事だより

〇日本高次脳機能障害友の会全国大会について
2023年10月1日(日)に、東京都のJA共済ビルカンファレンスホールにて、「日本高次脳機能障害友の会第22回全国大会2023in東京」を開催いたします。プログラムなどの詳細は添付のチラシをご参照ください。資料①
参加費は無料ですが、人数把握のため、事前申し込みをお願いいたします。今回の全国大会は、当会にとって大変重要な全国大会になると思います。多くの方にご参加いただけると幸いです。久しぶりに皆さんのお顔が拝見できますことを楽しみにしております。

〇第34回「障害福祉サービス等報酬改定検討チーム」ヒアリング
令和6年度報酬改定に向けて、「障害福祉サービス等報酬改定 検討チーム」におけるヒアリングが実施され、日本高次脳機能障害友の会は、8月9日に参加してまいりました。
今回のヒアリングに向け、理事会でまとめた資料等につきましては、下記をご参照ください。
【厚生労働省ホームページ:
https://www.mhlw.go.jp/stf/shingi/other-syougai_446935_00001.html】

〇高次脳機能障害支援者養成研修テキスト
深津玲子(国立障害者リハビリテーションセンター)が研究代表者をつとめられた、厚生労働科学研究「高次脳機能障害の障害特性に応じた支援者養成研修カリキュラム及びテキストの開発のための研究(令和2~4年度)」にて、高次脳機能障害支援者養成研修テキストが公開されました。
高次脳機能障害者支援の人材育成の課題に取り組んでくださっている方々に心から感謝している次第です。以下をご参照いただき、ご周知の程よろしくお願いいたします。
【http://www.rehab.go.jp/application/files/5916/9026/4975/gokatsuyoukudasai_text.pdf】
(NPO法人日本高次脳機能障害友の会 理事長 片岡保憲)

◇報告

令和5年6月28日(水)に令和5年度 第1回高次脳機能障害支援普及全国連絡協議会(高次脳機能障害及びその関連障害に対する支援普及事業、令和5年度第1回支援コーディネーター全国会議・シンポジウムが開催されました。
http://www.rehab.go.jp/application/files/5116/8368/5699/R51.pdf
http://www.rehab.go.jp/application/files/8416/8368/5689/R51.pdf
全国連絡協議会では、各ブロック会議で議論された検討課題や支援普及事業に関する報告がありました。質疑応答では、「65歳以上の方の障害福祉サービス利用について」「医療から福祉への連携や情報提供を進めるために加算等の導入」について意見が交わされました。
コーディネーター会議では、親なきあとに備えた支援等に関する講義と事例検討会が行われました。事例検討会で、各自治体の支援コーディネーターと意見交換を行いましたが、経験年数が浅く、支援経験の乏しい支援コーディネーターもおり、今後人材育成に力を入れる必要性を感じました。
http://www.rehab.go.jp/brain_fukyu/shien/r05/
(神奈川県総合リハビリテーション事業団 瀧澤 学)

◇お知らせ

○奈良高次脳機能障害リハビリテーション講習会
テーマ:「発症から社会参加に向けて~その過程」
日時:2023年9月17日(日)13:00~16:20
場所:奈良県社会福祉相とセンター 大ホール
参加方法:会場のみ・要申し込み(希望者に後日報告書送付)資料②

○国土交通省が自動車事故被害者・遺族団体による相談支援事業を7月1日より開始 相談支援実施団体が選定・公表されました。
以下国土交通省のHPより
国土交通省では、独立行政法人自動車事故対策機構(以下「ナスバ」という)における相談支援業務の一環として、自動車事故被害者やその家族又は遺族(以下「自動車事故被害者等」という)の相談先の確保・充実を図り、自動車事故被害者等における精神的負担の軽減を図ることを目的として、自動車事故被害者・遺族団体による相談支援事業を7月1日(土)より開始します。資料③④

◇書籍紹介

① 脳卒中・脳外傷者のためのお助けガイド
編集:長谷川 幸子・長田 乾・長谷川 幹(定価2420円 青海社)
本書は、理事の約3分の1を障害のある人が占める「日本脳損傷者ケアリング・コミュニティ学会」によって企画された。学会関係の医師、看護師、理学療法士、作業療法士、言語聴覚士、その他の職種、総勢40名の執筆による。脳損傷の基礎的な知識から本人・家族の体験談に至るまで絶妙に構成され、お助けガイドを目指した実際的な内容となっている。 医療関係者は、脳損傷の人が通常の経過をたどる中でのうつ状態に接する場面が多い。しかし、心身ともに改善に至った方も少なからずいる。本書には退院後、年単位で活動を展開し、元気に
なっていかれる姿にも触れられ、励みとなるであろう。 脳損傷を受症すると、援助を受けて不自由な生活の基盤づくりを必要とすることが少なからずある。ただ、さらにその人らしい楽しみ、役割などを主体的に実現することで生活が豊かになる。本書をきっかけに、脳損傷の人、家族、支援者が一体となり、新たに脳損傷になられる人の支援のあり方に一石が投じられることを願う。(青海社HPより)

脳卒中・脳外傷者のためのお助けガイド

② この脳で生きる。脳損傷のスズキさん、今日も全滅
著者:鈴木 大介
解説:山口 加代子、長谷川 幹(定価1980円 合同出版)
当事者、家族、支援者の方へ 僕は7年前、高次脳機能障害になりました。医療的には軽度といわれましたが、見えない障害をたくさん経験し、日常生活のあらゆるシーンで「病前通り」にできずに苦しみました。当事者の中には家族崩壊や職を失う方も少なくありません。この本は、文字を読むのがつらい人にもすすめやすいように、当事者である僕と、お連れ合いが当事者である、漫画家のいのうえさきこさんが一緒になって作りました。(合同出版HPより)
https://www.godo-shuppan.co.jp/book/b626804.html

◇家族会紹介
病気や脳外傷などで脳が傷つくことで 普通に暮らしていた社会生活に支障をきたす色々な症状が現れてくる高次脳機能障害。当時は相談窓口もなく 受け入れる病院も少なく途方に暮れた家族は 同じ体験をした者同士でなくては理解できないことがある! ピア(仲間)がお互いに支え・支えあえる場 同じ悩みを語り合える場 自分の出来づらいことを仲間と語り合い リーダーを作らないことで 自分の意思を気取らなく素直に表現できて 気兼ねなく語り合える交流の場 体験からのアドバイスが共感でき安心して相談できる集いの場を一つの目的として2001年1月に高次脳機能障害友の会しが(旧脳外傷友の会しが)を立ち上げました。
しかし 任意団体の家族のみの家族会継続の限界を感じて 2016年に法人化(一般社団法人なないろ)を設立し サロン的な働きの場であり 就労前の自分探しの場として就労継続B型事業所サンサンを開所いたしました。
サンサン事業所の作業は地元の企業への施設外作業 マンションの清掃 技術能力を必要とする作業 単純作業など6社から協力を頂き 一人ひとりに合った作業で身体リハ 脳リハに繋げる作業に取り組んでもらっています。
2022年には 障害者複合施設ココサロンを開所いたしました。ココサロンには第2サンサン事業所
放課後等ディサービスアオ 重度障碍者居宅介護事業所ビオラ 高次脳機能障害の方のシェアハウスココ を開所しました。
コロナも落ち着いてきた今年度は 友の会の当事者とその家族 サンサンの利用者とその家族 アオの利用者の子供達ともイベントは合同で開催しています。
高次脳機能障害の人達の自立に向けての効果を期待している今日この頃です。

お知らせ
滋賀県高次脳機能障害リハ講習会を開催します。
日時 11月12日 場所 北びわこホテルグラツィエ(ZOOM同時開催)
テーマ なんや?あの人・~その人の態度や行動をわかって下さい~
内容 1部 対談(当事者と川上寿一先生) 家族の体験発表
2部 講演 深津玲子氏(国立リハビリテーションセンター顧問)
「困らせる人は 困っている人」~社会的行動障害とは~
(高次脳機能障害友の会しが 代表理事 岡本律子)