南房総高次脳機能障害家族と支援者の会 なんぼーこーじの毎月更新の会報です
安房の国から2017 南房会ストック9月号
南房総高次脳機能障害家族と支援者の会

 安房の国から2017          南房会ストック9月号

              南房総高次脳機能障害家族と支援者の会
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    8月定例会の内容

 1、10周年の取り組みについて
   日時 11月11日(土) 場所 富浦さざなみホール 決定!
   内容 第1部 10周年セレモニー
      第2部 劇「高次脳になった当事者が家族会と出会う」
      会場さざなみホール 会場使用(確保)
      さざなみホール 10日打ち合わせ 午後5時~午後9時
              11日本番 午前9時~午後5時まで
                    夜間は他団体使用 
              楽屋・多目的室(出演者着替え)
      
2、9月24日 白浜「きらり」お楽しみ広場 10時~15時
   会場準備 9時集合 10周年の宣伝も行う

 3、脳外傷友の会全国大会 10月20日(金)歓迎交流会
                 21日(土)全国大会
   岐阜グランドホテル 詳細は後日お知らせ致します

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 「南房総高次脳機能障害家族と支援者の会 10周年記念」

 2017年11月11日に行われる 家族会創立10周年記念イベントの
内容がほぼ決定致しました 来賓は館山市・南房総市から社会福祉関係の方
また 家族会結成から現在まで多くの方にお世話になった方々に呼び掛けて
います 開場は13時 開演は13時30分です

 まずはセレモニーで会長挨拶 続いて来賓の方の祝辞をいただき その後
朗読劇「高次脳の当事者が家族会と出会うまで」を行います 現在台本もで
きまして配役を決める段階ですので もし貴方が「わたしもやりたい!」と
思うのでしたらぜひ参加してください 役も沢山ありますので貴方にあった
役が必ずあります

 最後は安房西高校音楽部の迫力ある演奏です 行う曲はなんでもござれで
来場者の雰囲気に合わせてくれるそうで 若さあふれる演奏に満足していた
だけること間違いありません 担当の先生に「高次脳機能障害をご存知です
か?」とお伺いしたところ 「私は知っていますが生徒は知らないでしょう
でもいい機会ですので知ってもらいます」とのことでした 当日は最後まで
お付き合いいただけるそうですので 「朗読劇も見させていただきます」と
言っていただきました

 さあ大変 いいかげんな朗読劇では皆さんをガッカリさせます 安房西高
校の生徒の皆さんに感動していただける劇にしなければいけませんね 皆さ
んで頑張っていきましょうね 当日は館山ダルクさんも参加していただけま
すので 盛大に行っていきましょう

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   「もしも 、家族が高次脳機能障害になったら
                    リハビリと社会的支援」

 高次脳機能障害は、交通事故や病気による意識障害から目覚めたあと、脳の
働きのうち「認知機能」に障害があらわれる病気です。記憶や言語などに様々
な症状がみられ、そこに合わせたリハビリテーション治療によって回復をめざ
します。原因となった脳の損傷から 早い時期の適切な治療と対応が望まれま
す。

 診断には、MRIやCTなどの脳画像によって脳損傷があることを確認し 様々
な認知機能の障害があるか 脳専門医に診てもらうことが大切です 脳損傷
による後遺症に詳しい脳神経外科、神経内科、精神神経科、リハビリテーショ
ン科などです 南房総地域では「亀田リハビリテ-ション病院」が相談窓口に
なっています

 2001年、厚生労働省が「高次脳機能障害支援モデル事業」を実施したことで
高次脳機能障害は社会に認知されるようになりました 現在、次の福祉制度が
利用できる可能性があります。

精神障害者保健福祉手帳
身体障害者手帳(身体障害や言語障害がある場合)
療育手帳(18歳未満で発症した知的障害が対象)
障害福祉サービス
自立支援医療
障害年金

 サービスの対象や内容は自治体によって異なるようですので 地元市区町村
の福祉担当窓口に問い合わせると明らかになります 

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   「三義民」

 国道128号線を丸山方面から館山に向かうと T路地に安房地域医療セン
ターがあります そこの交差点を過ぎてまもなく右側に「三義民刑場跡」の
看板がありますので そこを右に曲がり道なりに行くと「三義民刑場跡」に行
きます

この「三義民」とは 正徳元(1711)年に万石騒動(まんごくそうどう)と
呼ばれる農民一揆で 処刑された名主3名の供養塔があります 元禄16(1703)
年 北条など27か村の領地を支配する屋代藩は 元禄大地震によって大きな
被害を受けたので 家老川井藤左衛門らによって 用水路や農地を整備する
とともに 逼迫(ひっぱく)する藩財政を立て直そうと年貢の増収も図りま
した そこで農民たちには無償労役をさせる一方で 年貢を倍増するなど大
きな負担を強いたのです 

このため農民たちは江戸の屋代家への訴や老中への訴を強行したものの 川
井らも湊村角左衛門や国分村長次郎 薗村五左衛門の3名を見せしめに処刑し 
さらに処刑した名主の妻子を追放し 家財を全て没収しましたが 農民たち
の怒りは頂点に達し 再度幕府に直訴し 結局 農民側の訴えを幕府は認め
て勝訴になりました 3名が処刑された場所には現在 三義民刑場跡の石碑
がありますが 今も地元では犠牲者を弔って年忌法要が続けられています 
昭和49(1974)年には館山市の指定史跡になりました。
 
また 同時期に長州藩では「二義少年」として顕彰されている事件が起
こっています 長州藩重臣益田就高の地方知行地である長野村(現在の山
口市大内長野)における益田家家臣の苛政(かこくな政治)を、1710年に
松原清介と常田角左衛門が藩庁に訴え 訴えは聞き入れられ、長野村は藩
直轄領となったが、二人は1711年11月26日に処刑されましたが 処刑日が
館山の三義民と同じ日であることから義民の縁で 松原清介の末裔の一人
が万石騒動安房三義民300年祭に参列しました 

 さて 元禄と言えば「時は元禄15年12月14日」の忠臣蔵ですが 
吉良邸の討ち入りで その後元禄16年2月に赤穂義士の皆さんは切腹し
ます さらにその後の元禄16年11月に大地震があり 8年後の三義民
の処刑ですかね 元禄という時代には大きな事件が起こっていたんですね 
皆さんも一度三義民の刑場跡に出かけてはいかがでしょうか 命を懸けて
村のために立ち上がった方の心意気に感動します

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   「九月」

 さて九月になりました そろそろ暑さも峠を越えて秋の風が吹き出しま
す 夜ともなれば虫の声が心地よく聞こえます 年末の準備はおすみです
か? なんて言うと「まだ早い!」と言われそうですが すでにクリスマ
ス商戦たけなわとの話も聞きます それだけ月日の経つのは早いようです

 年を取ると一年が早く感じるとか聞きます 若い時よりもやることが多
く忙しい為にそう感じるのかもしれません 私の友人は手帳に予定を書い
ていますがいつもいっぱいで「今度いつ空いてる?」というと 「ちょっ
と待ってー え~っと あ!だめだー今月はいっぱい!」とか 「おいおい
そんなに予定があるのか?」と驚きます

 よくよく予定を聞くと「草刈りの日・息子がくる・友人と会う・テレビで
見たい番組がある 等々」 ええーっ!!そんなのを予定に入れるな!
「せつかく定年でゆっくりできるのに自分で忙しくしてどうすんだー!とは
思いますが 本人はボケ防止だとか バブルの時に24時間戦えますかーの
なごりですかね 企業戦士の生き残りがまだ沢山いるんでしょうね 手帳を
持つと常にいっぱいでないと不安になる なんとか症候群ですかね

 そうかと思うと旅行三昧「若い時に行けなかったから行ってる」とか 確
かに海外が安いようで 帰ってきたら次の旅行の予定を考えるようで「あ~
忙しいあ~忙しい」 おいおいそう言うのは忙しいとは言わん! 仕事なら
忙しいも解りますが自分で作った予定ならどうにでもなるはず 「2・3日
浜辺で座って海でも見ていろー」ですよね

今月もご覧いただき ありがとうございました  
問い合わせ 南房会 ishiguro.hiroaki@beige.plala.or.jp