南房総高次脳機能障害家族と支援者の会 なんぼーこーじの毎月更新の会報です
安房の国から2018 南房会ストック2月号
南房総高次脳機能障害家族と支援者の会

 
安房の国から2018           南房会ストック2月号
 
              南房総高次脳機能障害家族と支援者の会
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1月定例会の内容 ・会員の相互の交流と親睦
         ・新年を迎えて今年の抱負
         
今後の予定
 
・2月 4日(日) 白浜お楽しみ広場 他団体との交流・雑貨販売 
          午前9時30分~午後3時
 
・2月10日(土) 南房総市福祉大会 他団体との交流・雑貨販売 
          午前10時~午後3時
 
・2月17日(土) 家族会定例会 会場:鴨川 亀田リハビリ病院
          午後1時30分~
 
・2月25日(日) 映画上映会「博士の愛した数式」 会場:亀田医療大学みずきホール
          くわしくは家族会ホームページの「お知らせ」をご覧ください
 
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                                                      障企発1226第2号
                                                      障精発1226第1号

                                                 平成29年12月26日

 各 障害者関係団体 御中
 
      厚生労働省社会・援護局障害保健福祉部 企画課長 
                        精神・障害保健課長  
                                                                                                                                                                                    
                           (公印省略)

 
 身体障害者手帳及び精神障害者保健福祉手帳に係る
 情報連携の本格運用の延期と運用方針等について(周知)

 
 日頃より、障害保健福祉行政の適正な運営に御理解、御協力いただき、厚く御礼申し上げます。
 マイナンバー制度における情報連携の本格運用が本年11月13日から始まっております。これにより、御本人が市役所等の窓口で申請等をする際、市役所等がマイナンバーを利用して、関係機関に情報を照会することができるようになることから、これまで添付を求められていた資料が不要となるなどのメリットがあります。
 
 一方、身体障害者手帳及び精神障害者保健福祉手帳(以下「障害者手帳」という)については、一部の障害者手帳所持者において、障害者手帳に記載された住所の変更が行われていない等の理由により、都道府県等が手帳情報をマイナンバーのシステムに登録できず、結果として情報連携ができない状況が生じております。
 
 ※ 療育手帳については、その根拠が法令上で定められていないことなどから、
  現在、マイナンバー制度における情報連携の対象とされておりません。
 
 その状況を踏まえ、障害者手帳については、まずシステムへの登録件数を増加させるための取組を行うこととし、情報連携の本格運用を当面延期することといたしました(各都道府県の障害福祉主管部(局)へも別途周知済み)。今般、その内容を別紙のチラシにまとめましたので、貴会におかれましては、障害者手帳所持者やその保護者が利用される施設、機関等の掲示板や会報に当該チラシを掲示していただくこと等により、広く周知していただきますようご協力をお願いいたします。

手帳-1のサムネイル

手帳-2のサムネイル
 
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 NPO法人 スマイル安房「暮らしなんでも相談所」開設
 
 NPO法人 スマイル安房では、2018年2月より「暮らしなんでも相談所」を開設します。なんぼーこーじのホームページにあるスマイル安房「暮らしなんでも相談所」から、相談内容を書いて送信してください。

 
例 

Q・水道管がどこかで漏水しているが、どこに連絡すればいいか?

A・給水装置の新設や改造、修繕、撤去などの工事は、
  各市指定の給水装置工事事業者が行うよう水道法で定められていますので、
  勝手に設備業者に依頼することはできません。
  市のホームぺージを見て市指定の業者に相談してください。
 
Q・南房総への移住を考えているが、その地の住民とうまくできるか?

A・スマイル安房は南房総の不動産業者との連絡網があり、
  住みたい場所の選定はできます。ただ住むともなれば急いで決めるのではなく、
  3・4ヶ月ほどアパートなどに住みじっくり検討することをお勧めします。
  その協力はできます。
 
Q・建物が壊れたが、専門の工事店に依頼するほどではない。

A・スマイル安房は、農業・設備・建築関係のメンバーの集まりです。
  住まい(スマイ)の相談も受付ています。まずは下見ですね。
 
Q・物が多く整理できない、捨ててほしい。家も汚れている。

A・撤去・処分、ハウスクリーニング、草刈りなど、
  暮らしで困ったことは相談に応じています。
 
一人で悩まないでいっしょに考えましょう。
 
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  南房総千倉町出身「早川 雪州」
 
 早川雪舟(はやかわせっしゅう・本名 早川金太郎)。1889年(明治22年)千葉県安房郡七浦村(南房総市千倉町)生まれ。学生時代は英語が好きだったようで、単身でアメリカに渡りシカゴ大学を卒業後、ロサンゼルスのリトルトーキョーの劇団で脚本を書き舞台にも立つ。それが認められて映画「タイフーン」でデビュー、一躍人気俳優としての道を歩む事になると、雑誌などどこにでも出てる雪州さんの紹介です。
 
 ハリウッドの大スターと言われますが、なんたって明治生まれの方ですからよくわかりません。ところが約70本のアメリカ映画・20本の日本映画・12本のフランス映画・2本のイギリス映画・1本のドイツ映画に出演と聞けば驚き! まさに国際スターですから雪州さんの人生、興味ありますよね。出る映画はすべて大当たりで、自宅の豪邸は城といわれるほどで連日大パーティーとか。当時ハリウッドで人気の俳優さんも多く来て親交を深めたようです。日本の大正・昭和初期の時代に、アメリカはハリウッドでトップスターの座を獲得しますから驚きです。
 
 ところが、アメリカで反日感情が台頭し、雲行きがあやしくなります。徐々に日本人に対する圧力が強まり、1922年とうとうハリウッドから去り、ヨーロッパに新天地を求め映画や舞台で活躍しますが、それも長続きしません。1932年には日本映画にも出演、日・独合作映画「新しき土」(1937)では原節子さんが娘役の厳格な父親役を演じ、その後消息を絶ちます。
 
 戦争も終わり世界に明るい時代の訪れでしょうか、ハリウッドでも活気が戻ります。ある俳優が新作に雪州さんを指名しますが、さて?どこにいるのやら。名作「カサブランカ」に主演したハンフリー・ボガード氏です。「今度の映画は雪州でなければだめ!」との事。さあ大変!映画会社は世界中を探します。雪州さんフランスはパリでほそぼそと画家をやっていまして、いきなりの映画の出演依頼。ボガードさんの猛烈なアタックに再び俳優の道に戻ります。
 
 ボガードさんとの共演「東京ジョー」から再び雪州さんの快進撃が始まります。その後あの名作「戦場に架ける橋」と出会います。この映画、とにかく共演者から監督・スタッフのメンバーが凄い! 雪州さんはハリウッドのスターでしたから共演の皆さんはご存知でしたが、監督は「アラビアのロレンス」のデビット・リーン、主題曲は皆さんも運動会等でお世話になった「クワイ河マーチ」、共演は「アラビアのロレンス」「ドクトル・ジバコ」「スターウォーズ」のアレック・ギネス、「慕情」西部劇の「ワイルド・バンチ」パニック映画「タワーリング・インフェルノ」のウィリアム・ホールデン、その他名優ぞろいの大作です。
 
 当然アカデミー賞にノミネートされ見事にオスカーを受賞しますが、雪州さん助演男優賞は残念でした。でもこの映画7部門で受賞していますから名作の仲間入りですね。この時の助演男優賞は「サヨナラ」でレッド・バトンズ氏が取っていますが、この時の助演女優賞に同じ「サヨナラ」でナンシー・梅木さんが取っています。日本でも撮影された映画ですからこの時期ハリウッドでは日本ブームだったんでしょうね。
 
 雪州さん、1973年にこの世を去りますが、チャップリン同様にアメリカを追われ再び映画の故郷に戻ります。人気のときは世界がまだ無声映画の時代ですから日本ではほとんど上映されていません。世界に暗い時代が迫ってきますので日本でアメリカ映画が上映されるはずもなく、日本人でありながら日本ではそれほど人気はありません。時代にほんろうされた日本の国際スターと言えるのではないでしょうか。
 
 この千倉町、時代は変わっても海も山も当時のままです。雪州さんが生まれ育った千倉町。「戦場に架ける橋」等雪州さんの映画を見て一度遊びに来てはいかがですか? 国際スター早川雪州の故郷が好きになりますよ。
 
 ちなみに、ハリウッドのトップスターの時代に、雪州御殿に新聞を配達していた少年がいました。雪州さん、その少年に「俳優にならないか?」と言ったそうです。その少年は「戦場に架ける橋」で共演したウィリアム・ホールデンでした。
 
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  明治は遠くなりにけり
 
 平成30年(2018年)は、明治元年(1868年)から起算して満150年の年になります。時代はいつも変化していますが、幕末の激動の時代に日本の将来に不安を感じた若き獅子たちが、命をかけて立ち上がった時代とも言えるのではないでしょうか。
 
 鎖国から開国へ、180度政治が変わる不安は誰にでもあります。イギリス・オランダ・アメリカなど開国を迫る国々と、諸外国の植民地にさせない国内の動き、あるいは朝廷と幕府の動きが更に加わり内戦状態になる。まさに激動の時代でした。しかし、これは日本だけではなく、世界の流れだったと見るのが正しいようです。
 
 明治元年以降、大正・昭和と戦争に明け暮れ、太平洋戦争では日本が焦土となり「二度とあやまちは繰り返しませんから」と戦争で亡くなった方に誓い、70年のあいだ日本人が戦争で亡くなった方はいません。現在では国連の中心的なメンバーとして、環境問題や開発途上国の支援も行っています。明治からのこの150年の出来事は日本が大きく変わる時代だったんでしょうね。
 
 今後の日本は、アメリカの「傘の下」と言うよりは、「平和主義」を貫き国際貢献を進めることが大切ですが、国論が分かれている状況をどう1つにまとめるかが最大の問題と言えるのではないでしょうか。
 
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 今月の貴方に贈る言葉
 
   「君がつまずいてしまった事に興味は無い
             そこから立ち上がることに関心があるのだ」
 
        エイブラハム・リンカーン(第16代アメリカ合衆国大統領)
 
 
今月もご覧いただき ありがとうございました  
問い合わせ 南房会 ishiguro.hiroaki@beige.plala.or.jp