南房総高次脳機能障害家族と支援者の会 なんぼーこーじの毎月更新の会報です
安房の国から2021 南房会ストック3月号
南房総高次脳機能障害家族と支援者の会

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  今後の予定
    3月13日(土)家族会定例会 13時30分~ 沓見
 
    4月 4 日(日)千葉ボッチャ協会総会 13時30分~
            千葉県障害者スポーツ・レクリエーションセンター
 
    4月17日(土)家族と支援者の会総会 13時30分~ 沓見

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   「東日本大震災から10年」
 
 私の息子が今から16年前の3月11日、千倉の自動車教習所の前で交通
事故で高次脳機能障害になりました。それから6年後、東北地方を襲った大
地震と津波、そして東京電力福島第一原発の事故、地震の規模はマグ二チュ
ード9.0、最大震度7で国内観測史上最大でした。あれから10年、死者
1万5,900人・行方不明2,525人・震災関連死3,775人と2万
人を超える大きな被害でした。
 
 岩手・宮城ではこの10年で、プレハブ仮設住宅の暮らしは解消しました
が、福島では原発事故で避難を続けている方も多く、すでに10年の避難生
活では、帰る家も荒れ果てて年齢を考えると帰ることをあきらめている方も
いるでしょうね。原発の廃炉には40年はかかるとの話もありますのでどう
なりますか? やはり原発はいりませんね。
 
 家族会では、きょうされん(全国障害者団体連合会)から東北支援のノボ
リを借りて復興支援活動を行いました。イベントや独自の支援活動でこの地
域の多くの団体と知り合い、現在でも交流を行っていますが新型コロナで活
動を自粛しています。本来ならば10年と言う節目ですから震災を忘れない
ためにイベントを…とは思いましたが、感染を拡大させないために出来ない
のが残念です。
 
 でも、10年前の震災や津波の新聞を持っていますので、何かの機会にイ
ベントをやりたいと思っています。ぜひその時はいらしてください、お待ち
申しあげます。
 
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   「2020年度の活動方針」
 
 家族と支援者の会は4月17日(土)2021年度総会を行いますが、参
考資料として2020年度の活度方針を載せます。2020年度は新型コロ
ナで思うような活動が出来ませんでしたが、2021年度は変異ウィルスの
流行でどうなりますかわかりません。そこを考えて活動方針を皆さんと考え
ましょう。
 
   「2020年度 家族と支援者の会 活動方針」
 
 新型コロナ終息に目途がつかないため日程については不明ですが、活動内
容についての説明だけにとどめます。
 
1、家族と支援者の会 年1回の交流と親睦会
  マザー牧場・シーワールド
 
2、リハビリテーション講習会の開催
  全国の家族会が行っているこの講習会は、どこもそれぞれ独特の内容で
  すが南房総家族会でも行いたい。
 
3、うたごえ広場
  家族会恒例となっていますので、引き続き行って行きたい。
 
4、イベントの開催や参加
  現在は他団体動きはありませんが、今後も家族会の他団体との交流と
  家族会の収入源の確保の為行って行きます。
 
5、ボッチャへの参加
  NPO法人スマイル安房や亀田のボッチャの取り組みに積極的に参加。
  (富山スポーツ会館オープン・ゆり庵両施設の見学)
 
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   「新型コロナ・変異株と東京五輪・パラリンピック」
 
 2020年に行うはずの東京五輪・パラリンピックが、新型コロナの影響
で2021年7月23日になりました。本当にやるの?聞くところによると
1,000人にアンケートを取ったら70%が中止すべきだとの意見だった
ようです。世界全体で感染者が1億人を突破。日本でも緊急事態宣言出てい
る中で、更に延長の話も出ているようです。
 
 まして、変異株の拡大は専門家でも危機意識があり、医療体制が厳しい中
で医療従事者への優先的なワクチン接種は、東京五輪・パラリンピックでの
感染を焦点に行われているようにも思えます。聖火リレーは3月25日に福
島県を出発、都道府県を1万人のランナーが走りますが、道路を走れば人だ
かりが増え、観客の密集回避をどうやって行うのでしょう?
 
 確かに聖火リレーをやれば東京五輪・パラリンピックは盛り上がるかも知
れませんが、緊急事態宣言がまた延びれば、宣言下で行われることになり、
「自粛要請をしているのにお祭り騒ぎ」との批判はまぬがれませんね。また、
大会期間中は観客を入れないか入れても人数制限もありとか。開会式・閉会
式も同様で選手団は3分の1に減らすようです。そこまでして開催する必要
があるのでしょうか?
 
 開催中止ともなれば多額の賠償金の支払いがあるようですが、日本では毎
日50人ぐらいの方が亡くなっています。時と場合を考えていただきたいも
のです。
 
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   「今月の貴方に贈る言葉」

          「お遍路が一列に行く虹の中」
 
                         渥美 清(俳優)
                      

今月もご覧いただき ありがとうございました  
問い合わせ 南房会 ishiguro.hiroaki@beige.plala.or.jp