南房総高次脳機能障害家族と支援者の会 なんぼーこーじの毎月更新の会報です
安房の国から2024 南房会ストック3月号
南房総高次脳機能障害家族と支援者の会

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今後の予定
 
・4月 7 日(日)午後1時~午後3時
         「能登復興支援 第4回うたごえ広場」 
         沓見 NPO法人スマイル安房作業所「輝」
         
・4月20日(土)午後1時30分
         家族会定例会 沓見 楽市座 
 
・4月28日(日)午前10時~午後3時
         第23回「きらり」お楽しみ広場
         野島埼灯台ロータリー周辺 
 
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   朗報「アトピー性皮膚炎 新薬登場」
 
 全身にかゆみや湿疹が出るアトピー性皮膚炎ですが、新薬が開発され注目されて
います。アトピー性皮膚炎は皮膚のバリアー機能の低下や免疫の異常により起きる
とされ、厚生労働省では近年の患者数が125万人と、皮膚疾患の中でも最も多い
と言われています。これまでの治療の基本は、皮膚の炎症を抑えるステロイド薬が
中心でしたが、重症の患者には効果が薄いケースが多いほか、使いすぎると正常な
他の皮膚に影響があり副作用の懸念がありました。
 
 近年、新たに登場したのが「分子標的薬」。炎症の原因となるタンパク質「サイ
トカイン」の動きを抑える薬で、従来の薬と比べて副作用の懸念も少なく、現在で
は注射薬・飲み薬・塗り薬の9種類が承認されました。なかでも、注射薬は「生物
学的製剤」と呼ばれる薬は、2週間~1ヶ月に1回投与で炎症のかゆみを起こすサ
イトカインの動きを止める。これまでの治療では限界があった患者には新たな改善
の選択肢が広がり、治療の計画が立てやすくなったそうです。
 
 生後すぐアトピー性皮膚炎を発症し、長年ステロイドでの治療で症状も改善と悪
化を繰り返してきた患者の方が、この注射薬「デュピルマブ」を処方されると劇的
に改善、「生まれて初めて熟睡できた」と喜んだそうです。ただ問題は価格で、年
齢によっては3割負担なら1本1万7千円で、若い患者の方は続けられないケース
もありそうです。そう言う私も数年前に発症しまして、病院でこの新薬を出され説
明され「使ってみるか」と思ったら、会計で5本で10万の支払いびっくり!!!
皮膚に鳥肌が出て「今度は鳥肌の治療薬が必要かも?」と思いました。まあ現在は
2割負担になったので私は安心しました。

 今は多少安くはなってきているようですが、患者数が125万人ですから皆さん
が安心して治療できる価格になっていただきたいと思います。私の症状は改善して
おりまして、じつは今日もこれから病院に行きます。完治してればいいのですが、
自分でお腹に注射ですから「痛い!痛い!」と大きな声で言ってはいますが、たい
して痛くもありません。ぜひかゆみに悩まされている方は一度皮膚科に行って相談
してみてくださいね。
 
 高次脳機能障害は人によって出る障害は様々ですが根は脳障害です。脳の治療の
特効薬でも出れば改善が期待できるので、そんな薬ができればいいと思います。
医療現場の皆さん頑張ってください。期待しています。
 
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   「房総半島群発地震」
 
 1月、能登半島の大地震に続き2月に入り房総半島東方沖では震度4の群発地震
が相次いで起こり地域住民に不安と心配の声があります。私が住んでいる南房総市
和田町も何回か震度2の揺れを感じています。今回の能登半島の地震ですが他人事
ではなく、専門家の間では地震後の能登半島を見ると、房総半島で同じ規模の地震
が起きれば被災状況が解ると言うような話をされているようです。
 
 まずは地震後の海底の隆起では、石川県輪島市の海岸線では4メートルから6メ
ートルの隆起があり、館山は元禄の大地震と関東大震災で能登と同じような隆起が
あり、現在の海上自衛隊館山航空基地は地震で隆起した場所に作られています。
また、海岸線は大きながけ崩れなどがあり、激しい地殻変動で山間部や海岸線の主
要な道路は寸断されいます。そして各集落の孤立化が避けられず海路は港の隆起で
船が入れない、まさに能登半島の今回の地震は当時の房総半島と同じという。
 
 そこで考えられるのは、被災した住民の避難や物資の確保、寸断された交通網の
回復と生活支援対策など、能登半島の地震対策が今後の房総半島の巨大地震対策に
大きく影響するということはまちがいありません。また、地域住民の高齢化や過疎
化もあり、行政の地震対策は待った無しで万全の対策が求められています。しかし
今回の新年度予算では、安房地域3市1町ではほとんど反映されていないという。
東日本大震災から13年、そして今回の能登半島の巨大地震の教訓を生かすにはど
うすればいいのか、地域住民の危機意識が問われている。そんな気がしています。
 
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   「第4回うたごえ広場 能登復興支援 南房総から能登に元気を!」
 
 2024年1月1日、能登半島で大きな地震がありました。あれから3ヶ月が
経ちました。想像以上の被害に報道される現場は驚きと悲惨な状況です。あらた
めて自然のパワーの凄さに驚かされます。地震直後は能登半島には恐怖と悲鳴が
響き大変な状況だったことが、テレビを見ていて伝わってきます。最近ではこの
千葉県でも群発地震が起こっており、房総半島でも大きな地震がくるのではない
かと不安にもなります。被災された皆さんには1日も早く心安らぐ日々が戻られ
ることを願って、南房総から能登に元気を送ろうと有志が集まり「うたごえ広場
を開催することになりました。
 
 突然の呼びかけに「いや~30年も楽器をやってなくてできるかな~?」なん
ていう方も多く、毎日の生活に追われ気が付いたら「楽器の事など忘れていたよ、
でもやってみるかー」と快く引き受けてくれる方が集まり、4月7日に向けて練
習をしています。オカリナ・リコーダー・太鼓・ピアノ・ドラムなど顔も知らな
い方がいきなりの無謀ともいえる手作りな音楽会ですから、果たしてどうなりま
すか。でも「能登に元気を!」で皆さんの心はひとつです。
 
 NPO法人スマイル安房では、東日本の大地震、広島・岡山・愛媛での豪雨災害、
南房総での台風15号の災害などの被災地支援に取り組んできました。今回の能
登半島大地震では「明日に架ける橋」実行委員会を結成しての初めての復興イベ
ントです。いつ起こるか分からない自然災害に被災地支援に元気を送ると同時に、
義援金を送る「明日に架ける橋」の活動を頑張ってまいります。そこで、更にこ
の活動を広げるために、楽器ができる方を募集しています。
 
 また、「うたごえ広場」ですから当日はどなたでも参加できます。タンバリン
・カスタネット・笛など音が出るものであればご一緒に! ただ、スマイリー渡
邊さんのように「おなら」での参加はNGです。そしてなにより「うたごえ」で
すから能登に響き轟くぐらいの大きな声で歌ってください。皆さんが知ってる歌
や初めて聞く歌もあると思いますが、簡単ですぐ覚えられます。結成間もないグ
ループなのでリクエストには答えられませんが、精一杯頑張ります。このイベン
トの成功は皆さんの暖かい気持ちにかかっていますので、ぜひ参加をお待ちいた
しております。「第4回うたごえ広場 能登復興支援 能登に元気を!」よろし
くお願いいたします。
 
「能登の皆さん 地震に負けるな!」
                    「明日に架ける橋」実行委員一同

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   「季節は春」
 
 1月は行く、2月は逃げる、3月は去るとよく言われますが、気が付けば4
月です。「出会いは別れの初めなり」とか言いますね。卒業式などは最大のイ
ベントで、保育園や幼稚園、学校などは涙・涙のお別れですね。保育園や幼稚
園の卒園式では、子供たちが親に向かって「♪~いつのことだか思い出してご
らん、あんな事こんな事あったでしょう~」と歌ってくれます。「そうだなー、
そう言えばあのときは大変だったなー」と思わず涙が出る方も多いと思います。
学校の卒業式でも、先生や学友とのお別れですから思いも様々です。
 
 そうかと思えば新たな旅立ちですかね。それぞれに出会いに胸を膨らませて
歩んでいく方も多いですが、私などはもうすでに70歳なので新たな出会いな
どはなく、むしろ別れが多く、いつお迎えが・・・あ、いやいやまだまだです
かね。普段から酒はガブガブたばこプカプカ、なんともガサツに生きてきたも
んですから、健康に気を使って生きてきた方より長生きしたら申し訳ありませ
んが。
 
 さて、もう一つのイベントが民族大移動の配置換えです。役所や大きな会社
病院などで、やっと顔見知りになって話や相談もできるようになったと思いき
や、新しい方がやってきました。「すごろく」という昔ながらのゲームがあり
ますが、もうすぐゴールと思いサイコロを振ります。出た目で「振り出しに戻
る」あ~れ~なんてショックな方もいるのでは。なかには前の方より話しやす
い方もいるようですが、さてさて今回はどうでしょうか。
 
「♪~春は名のみの風の寒さや~」とか言います。寒い日もありますので身
体には十分気を付けて2024年の新年度を迎えてくださいね。
 
本日もご覧になっていただき有難う御座いました。